ミサノで開催されていたMotoGPの公式テストはFP1、FP2をルカ・マリーニがトップタイムで終了した。その後に続いたのマーべリック・ビニャーレス、ブラッド・ビンダーとなった。テストはタイムだけが重要ではなく、各メーカー、チームが何をテストしていたかが重要となる。[adchord]
Ducati
Ducatiのファクトリーチームはフランチェスコ・バニャイア、エネア・バスティアニーニ、ミケーレ・ピッロがフィジカルコンディションのためにテストを欠席した。またマルコ・ベッツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオもテストに参加していない。Pramacのホルヘ・マルティンは大型フェアリングを試していたが、ファクトリーチーム不在の状況で目立った新アイテムはなかったようだ。
Aprilia
アレイシ・エスパルガロは新型シャーシを試しているが、評価は可でもなく不可でもなくといったもの。乗り心地は柔らかくなり、バンプの吸収性が向上しているようだ。なお、ミゲル・オリヴェイラは2023年型マシンを試し、2022年型からの改善を確認している。
KTM
KTMはジャック・ミラーがダニ・ペドロサが使用したカーボンシャーシをテスト。一方でダニ・ペドロサはテストに参加していない。ブラッド・ビンダーはブラックのシャーシを試しているが、これはカーボンではないようだ。GASGASはポル・エスパルガロが午前に転倒し午後の出走をキャンセル。アウグスト・フェルナンデスは精力的に走行を重ねていた。
ヤマハ
ファビオ・クアルタラロは、新しいエアロパッケージを試した。また、フランコ・モルビデッリがポルトガルテストで試したエアロデバイスを追加したパッケージを試している。フランコ・モルビデッリは、エアロパッケージのテストに加えて、タンクカバーをテスト。また以前登場しているダブルエキゾーストを試した他、新型シャーシをトライしているが、高評価ではなかったようだ。また新型エンジンを搭載したマシンもあったようだが、ファビオ・クアルタラロの期待を上回るものではなかったようだ。
ホンダ
マルク・マルケス、ジョアン・ミルは、ブラドルが使用していた、新テールユニット、エキゾースト、シャーシを使用したバイクをテスト。また、ブラドル、中上 貴晶もテストを行っているが、マルク・マルケスのテスト後のコメントは2024年の契約先についてプランA、B、Cがあると語った。