ジジ・ダッリーニャは来年Ducati陣営に加わるマルク・マルケスが使用するバイクについて、フランチェスコ・バニャイア、ホルヘ・マルティンが使用した車両ではなく、Pramacでヨハン・ザルコが操縦していた車両とすることを述べた。実験的な仕様はサテライトチームを混乱させる可能性は確かに高く、今シーズン前半も昨年末から仕様アップデートがなかったDucatiサテライトチームの活躍が目立っていたが、24年はマルク・マルケスの本来の実力を存分に発揮できる1年となるか楽しみは尽きない。
ジジ・ダッリーニャ
「マルク・マルケスはGP23を使用する他のチームと同様に、ヨハン・ザルコが年末に使用したバイクで2024年をスタートします。フランチェスコ・バニャイア、ホルヘ・マルティン、エネア・バスティアニーニが使用したバイクはいくつか先進的なアップデートを施していましたが、信頼性とパフォーマンスの面での問題も発生していました。こうした問題をプライベートチームに抱えさせないため、プライベートチームにはこれらのアップデートを施したバイクは提供しません。」
「Ducatiはすべてのライダーを全く公平に扱おうと思っており、一人のライダーだけのバイクを作ることを良しとしません。重要なのはバイクを改善することであり、バイクに問題があればファクトリーライダーからの意見がなくともその問題を解決すれば、ファクトリーライダーもトラックでより速くなると確信しているからです。私はこれまでずっとすべてのライダーの意見を聞いてきましたし、これからもそうするつもりです。」
(Photo courtesy of michelin)