
MotoGPは2024年シーズンに向けた新しいコンセッションシステムの枠組みを発表している。この新システムは、苦戦している日本のメーカーを支援することを目的としており、テスト用の追加タイヤの使用、シーズン中のテスト、エンジン開発などの恩恵を受けることが可能となる。
世界チャンピオンであるDucatiは、この新ルールにより最も大きな影響を受けることになる。Ducatiはコンセッションを受けるメーカーと比較すると、テスト用タイヤの本数、テスト回数、ワイルドカード禁止、エンジン開発凍結など、厳しい制約が課される。
KTMとアプリリアもコンセッション対象に
一方で、新しいコンセッションシステムにより、KTMとアプリリアはテスト用の追加タイヤとワイルドカードを獲得することになった。なお、アプリリアは2023年に2つのグランプリで優勝し、KTMは2つのスプリントレースで勝利し、6回の表彰台を獲得している。
ジジ・ダッリーニャ
「Ducatiは来シーズン中にバイクを開発するためのタイヤが少なく、ワイルドカードを使うこともできなません。KTMとアプリリアは今シーズン、レースに勝ち、優勝争いをしていましたから、彼らが優遇されるのは奇妙です。」
「ただ、結局のところ、我々はMotoGPというショーのためにここにいるわけですから、もしショーが本当に良ければ、それは皆にとってより良いことだと思います。」
(Photo courtesy of michelin)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。