バレンシアGPの前にグランプリ委員会によって承認された新システムは、テスト日、ライダー、ワイルドカード出演、エンジンの数、エンジン仕様および凍結、エアロ更新、テスト用タイヤの供給量などをカバーしている。ファクトリーは獲得した可能な最大ポイントの割合に応じて、A、B、C、Dの4つのグループに分類される。

コンセッションの計算は2つの対象期間が存在し、シーズン開幕戦から最終戦まで、そして夏のテスト禁止後の最初のレースから翌シーズンの夏季テスト禁止前の最後のレースまでが対象期間として存在する。これにより、ファクトリーは最新の成績に基づいて、より迅速にコンセッションを得たり、失うことになる。

ランクポイントテストタイヤプライベートテストGPサーキットでのテストワイルドカードエンジン数エンジン開発エアロアップデート
A>=85%170テストライダーのみ3コースまで0回7か8凍結1回
B>= 60% < 85%190テストライダーのみ3コースまで3回7か8凍結1回
C>= 35% < 60%220テストライダーのみ3コースまで6回*7か8凍結1回
D<35%260ファクトリーライダーも可いかなるサーキットも可6回*9か10可能2回**

* ワイルドカードはエンジン開発の凍結に左右されない。夏のテスト禁止前に3回、夏のテスト禁止後に3回
** 以前のエアロを破棄すること

即時施行(2024年シーズンテストから適用)

  • テストタイヤの許可はランクに応じて増加または減少する(ただし、メーカーが既に減少した数よりも多くのタイヤを使用している場合は除く)
  • ファクトリーライダーの有無にかかわらずのプライベートテストが可能
  • シーズンの残りの期間、GPサーキットまたは、メーカーが指定した3つのしたサーキットでのテストが可能
  • ワイルドカード可能数は増加または減少する
  • エアロ更新はランクに応じて増加または減少する(ただし、メーカーが既に減少したものよりも多くのエアロ仕様を使用している場合を除く)
  • ランクCからDに変更となる場合:使用可能エンジン数の増加、エンジン開発の許可、以前のバージョンが破棄された場合、もう1種類のエアロ更新が許可

2024年シーズンから適用

  • ランクDからCに変更となる場合:使用可能エンジン数が減少、エンジン開発の凍結、ただしメーカーがシーズンの終わりまでにランクDに戻る場合を除く

(Photo courtesy of michelin)