Monster Energy Yamaha MotoGPは、アルゼンチンGPからアメリカ・テキサス州オースティンへ移動、今週末、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行われるMotoGP第3戦「アメリカズGP」に挑む。ファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスの両ライダーは、COTAの特性とオースティンの雰囲気を好んでおり、ポジティブな気持ちで週末をスタートさせる。

クアルタラロ、COTAでの再起を狙う
現在ランキング15位のクアルタラロは、このサーキットに好印象を持っている。Moto3初年度の2015年にCOTAで2位表彰台を獲得し、2021年にはMotoGPでも同順位をマーク。2023年には決勝レースで3位に入り再び表彰台へ。今週末も、ポイントを積み上げ上位進出のきっかけをつかみたい。
リンス、得意のCOTAで浮上へ
リンスは現在ランキング16位だが、COTAは彼にとって得意と言える場所。2023年にはスプリントで2位、決勝レースで優勝。2022年にも2位表彰台に立ち、2019年にはここでの初優勝を飾っている。さらにMoto2では2015年と2016年に表彰台を獲得し、Moto3でも2013年に勝利。多くの成功体験を持つこの地で、再び存在感を示す構えだ。

チーム代表 マッシモ・メレガリ(Monster Energy Yamaha MotoGP)
「アルゼンチンGP後に1週間のインターバルを経て、我々は再び西半球へ。準備期間中もヤマハと両MotoGPチームは手を抜かず、COTAに向けて取り組んできました。このコースは高速かつテクニカルで、路面もバンピーでフィジカル的にも厳しいです。しかし、これまでに悪くない結果を残しており、特にアレックスはこのトラックを好んでいます。今週末も最善を尽くします。」
ファビオ・クアルタラロ
「アルゼンチンGPの決勝は運がなく、週末全体も思い通りにはいきませんでした。だからこそ、次のラウンドがすぐにあるのは良いことです。やるべき課題は明確なので、今週末はその克服が最優先です。時差ボケを防ぐため、アルゼンチンGPのあともアメリカに滞在していました。COTAは好きなサーキットですし、オースティンの街も好きなので、レースが楽しみです」
アレックス・リンス
「アルゼンチンGPのあと、一度家に戻って家族と過ごし、オースティンに来ました。COTAは本当に好きなサーキットで、ここに来るのはいつも嬉しいです。ファンの応援も温かくて、アメリカズGPはいつも楽しみにしています。とはいえ、COTAはテクニカルなサーキットなので、マシンのセットアップをしっかり詰めなければなりません。前回のレースで改善点を把握できたので、今週末で成果を出したいです」
(Photo courtesy of yamaha)