ドゥカティはバレンシア・テストにおいて、2026年シーズンの幕開けとともに創業100周年を記念した特別カラーを初披露した。フランチェスコ・バニャイアとニコロ・ブレガがそれぞれのデスモセディチGPで、ブランドの象徴的なレーシングヒストリーにオマージュを捧げた。
バニャイアのマシンには、1972年のイモラ200マイルでポール・スマートとブルーノ・スパッジャーリが1-2フィニッシュを果たした「750イモラ・デスモ」をモチーフとしたカラーが採用された。一方、ブレガのマシンは1975年にフランコ・ウンチーニがイタリア750ccタイトルを獲得した「750スーパースポーツ・デスモ」にインスパイアされている。







この歴史的カラーの披露は、ドゥカティがMotoGPにおいて類まれなる強さを見せた2025年シーズンを締めくくる形で行われた。同年、ドゥカティは以下の快挙を成し遂げている:
- プレミアクラス4年連続ライダーズタイトル(2022~2025年)
- MotoGP史上初の6年連続マニュファクチャラーズタイトル
- 全レースでデスモセディチGPが表彰台獲得という完全記録
マルク・マルケスは2025年のタイトルを5戦を残して決め、アレックス・マルケスがランキング2位に入り、ドゥカティはワン・ツー・フィニッシュを達成。バニャイアもランキング5位で締めくくった。この4年連続のライダーズタイトルは、それぞれ異なるライダー(2022・2023年:フランチェスコ・バニャイア、2024年:ホルヘ・マルティン、2025年:マルク・マルケス)によって獲得されたもので、ドゥカティのテクニカル・プロジェクトがいかに多様なライダーに対応できるかを証明している。






さらに、コンストラクターズランキングではドゥカティ・レノボ・チームがタイトルを獲得。サテライトチームのBK8グレシーニ・レーシング、プルタミナ・エンデューロVR46レーシングも2位、3位に入り、ドゥカティ勢がランキング上位を独占した。ドゥカティの技術的優位性はMotoGPにとどまらず、市販車ベースのスーパーバイク世界選手権(WSBK)でも実証されている。2025年にはパニガーレV4 Rにより21回目のマニュファクチャラーズタイトル(うち4連覇)を達成。ニコロ・ブレガがシーズン最終戦までタイトル争いを繰り広げた。
なお、パニガーレV4 Rは2025年をもってレース活動から引退し、2026年には完全新型マシンへとバトンが引き継がれる予定だ。さらにCIV(イタリア選手権)SBKプロダクションバイク部門では、パニガーレV4の第7世代がライダーズタイトルを獲得し、ドイツIDM選手権でも同様にタイトルを獲得。米国デイトナ200では、パニガーレV2が勝利し、ドゥカティの市販車レース戦略が各国で結果を出している。
2025年はオフロード分野でも前進が見られた。MXGPではジェレミー・シーワーとマッティア・グァダニーニが出場し、スイスとフランスでシーワーが表彰台を獲得。また、プロ・プレステージMX2選手権ではアレッサンドロ・ルピーノの活躍によりデスモ250 MXがランキング2位に。シーズン終盤には、モトクロス・オブ・ネイションズに初出場し、アントニオ・カイローリ(イタリア)とシーワー(スイス)が代表として走った。
これらの成果は、ドゥカティの新興オフロードプロジェクトが順調に進んでいる証であり、2026年のAMAスーパークロス選手権参戦への足がかりとして確かな基盤を築いている。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







