ミシュラン ブラジルGPレビュー ブラジルGPでミシュランタイヤが安定性を発揮 ベッツェッキ優勝、過酷な路面と高温に対応

2026年MotoGP第2戦エストレージャ・ガリシア0.0ブラジルGPが、3月20日から22日にかけてゴイアニアのアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・ゴイアニアで開催された。完全改修された新舗装サーキットでの開催となり、ミシュランにとっては事前テストなしで臨む未知の挑戦となった。

週末序盤は不安定な天候に見舞われ、金曜日は朝から激しい雨となり、その後も路面は乾ききらず難しいコンディションが続いた。各チームはスリックタイヤの性能を十分に引き出すことができなかったものの、レインタイヤMICHELIN Power Rainは特にフロントのミディアムで高い安定性とサポート性能を発揮した。

土曜日はドライコンディションへと回復し、ミシュランは非対称レイアウトのこのコースにおける重要なデータを収集。フロントはソフト、ミディアム、ハードの全スペックが評価され、予選ではソフトが性能を発揮。一方でレースでは高温下でも安定したグリップを維持するハードが有力な選択肢となった。リアはソフトとミディアムが拮抗し、ソフトは俊敏性、ミディアムは安定性でそれぞれ強みを示した。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオが1分17秒410のコースレコードでポールポジションを獲得し、事前シミュレーション通りのパフォーマンスが確認された。ティソ・スプリントではマルク・マルケスが勝利を挙げた。

決勝日は晴天となり、路面温度はスタート時に57度へ達した。下位カテゴリーのレースによる路面劣化を受け、決勝は31周から23周へ短縮された。多くのライダーがフロントにハード、リアにミディアムを選択した。

レースはマルコ・ベッツェッキが序盤から主導権を握り、チームメイトのホルヘ・マルティンを従えてアプリリアがワンツーフィニッシュを達成。3位争いではディ・ジャンアントニオとマルケスが競り合い、最終的にディ・ジャンアントニオが表彰台最後の一角を獲得した。ベッツェッキは1分18秒654のファステストラップも記録した。

過酷な路面状況と高温にもかかわらず、MICHELIN Power Slickはレース全体を通して安定したラップタイムを維持し、高い耐久性と一貫したパフォーマンスを証明した。

ピエロ・タラマッソ

「今週末のゴイアニアは、事前テストなしで完全に新しいサーキットに挑む非常に大きなチャレンジでした。初日は不安定な天候の影響で十分なデータ収集ができませんでしたが、レインタイヤの性能やスリックタイヤの耐久性について、ライダーからは良いフィードバックが得られました。」

「土曜日にはドライコンディションのもとで、シミュレーションに基づいた選択を検証することができました。ラップタイムは予測通りで、各スペックの挙動についても理解が深まりました。フロントのハードはレースで非常に信頼性の高い選択肢となり、リアのソフトとミディアムは戦略の幅を広げるものでした。」

「決勝では、非常に厳しい路面と高温にもかかわらず、タイヤの安定性とパフォーマンスが改めて確認されました。レース距離が短縮された状況でも、序盤から終盤まで一貫したラップタイムを維持できた点は非常にポジティブです。今回得られたデータは今後にとって重要なものとなります。次戦オースティンでの戦いを楽しみにしています。」