
ブラジル大会で露呈した成功と課題
MotoGPのブラジルでのレース開催は喜ばしい成功例として語られる反面、ホモロゲーション取得後の路面コンディションの悪化が露呈し、レース距離が短縮されるなど、運営側の準備不足も露呈した大会となった。
盛況の週末と決勝での異例対応
約15万人の観客を集めた週末は、スプリントレースで大きな盛り上がりを見せた。しかし決勝レースでは、一部の路面の劣化によりスタート直前に周回数が31周から23周へと短縮される異例の対応が取られ、一部のライダーのみがタイヤ変更を行うなど、レースの公平性に影響を及ぼした。
改修後のサーキットで相次いだトラブル
ゴイアニアのアイルトン・セナ・サーキットは、全面再舗装を含む大規模改修を経て開催にこぎつけたが、開催直前の豪雨によりコースの一部が冠水し、金曜の走行は遅延。さらに土曜にはホームストレート脇に陥没が発生し、応急処置で対応する事態となった。日曜にはターン11と12でアスファルトが剥離し始めたことで、安全面への懸念が一気に高まり、直前でのレース周回数短縮という判断に至った。
今後への課題
こうした状況について、レース後のライダー達のコメントでは、石が走行中に当たったといった声や、レーシングライン上にこうした問題があれば開催は不可能だっただろうといった声も上がっている。MotoGPは現在、リバティ・メディアの傘下でさらなる成長を目指しているが、新マーケットでの顧客取り込みのために年間のレース開催数を増やしたり、開催国を増やしていく中で、ブラジルで露呈した構造的な問題が今後も繰り返されないことが求められる。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。