コエネンが圧勝でランキング首位浮上、KTMがアンダルシアで存在感 FIMモトクロス世界選手権

2026年FIMモトクロス世界選手権第2戦アンダルシアMXGPがスペイン・アルモンテで開催され、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのルーカス・コエネンが圧倒的な走りで総合優勝を飾った。予選ヒートから決勝2レースまで一切の隙を見せない完璧なパフォーマンスで今季初優勝を達成し、同時にランキング首位へ浮上した。

今大会は2026年シーズンにおけるヨーロッパラウンド初戦として行われ、セビリア近郊に位置するアルモンテの新設サンドコースが舞台となった。深く荒れた路面が特徴の難コースの中で、コエネンは土曜の予選ヒートを制すると、決勝レース1でもスタートからチェッカーまで主導権を握る完勝。レース2でも2周目以降にトップに立つと、そのまま後続を大きく引き離し、14秒以上の差をつけてフィニッシュした。

この結果、コエネンはMXGPクラス初優勝と初表彰台を同時に達成し、選手権でもトップに立った。

チームメイトのアンドレア・アダモは総合5位を記録。レース1を7位で終えると、レース2では好スタートから4位でフィニッシュし、プレミアクラス参戦2戦目にして自己最高位を更新した。

MX2クラスでは、サイモン・レンゲンフェルダーが3位・3位の安定した成績で総合2位に入り、2戦連続で表彰台を獲得。もう一人のKTMライダー、サシャ・コエネンも予選ヒートを制した後、決勝ではレース1でクラッシュを喫しながらも、レース2で2位に入り総合3位。今季初表彰台を手にした。

また、EMX欧州選手権も同時開催され、EMX125クラスではモーリッツ・エルネッカーが総合優勝を果たした。

KTMはMX2コンストラクターズランキングでも首位に立ち、チーム全体として強さを示す週末となった。選手権はこの後スイス・フラウエンフェルトへと舞台を移し、第3戦が行われる。

ルーカス・コエネン

「初めてのレッドプレートを獲得できて本当に嬉しいです。今はとても興奮していますが、シーズンはまだ長いことも分かっています。アルゼンチンGPの後、チームは本当に懸命に作業してくれて、今回しっかりと巻き返すことができました。スタートも良く、すぐに前に出ることができましたし、その後はレースをコントロールできました。今週末は3勝を挙げることができ、これ以上ない結果です。この流れを維持して次戦に臨みます。」

アンドレア・アダモ

「非常にタフなGPで、コースも難しくバンプも多かったですが、自分なりにベストを尽くしました。総合5位という結果には満足していますし、こうした安定した週末こそが今の自分たちに必要です。良いスタートを決めて前方で走り、多くを学ぶことができました。アルゼンチンに続いて今回も大きな経験となりました。まだフィジカル面で少し強化が必要だと感じていますが、それは時間の問題です。スピード自体は非常に良いので、その点には満足しています。」

サイモン・レンゲンフェルダー

「フィーリングは良かったですが完璧ではありませんでしたし、カムデンに勝つのは今日は難しかったです。無理はせず自分のリズムで走りました。悪くない結果ですし、選手権ポイントをしっかり獲得できました。一つひとつのポイントが重要です。このクラスは簡単ではありませんが、常にベストを尽くしていますし、時にはこの順位を受け入れることも必要です。」

サシャ・コエネン

「レース1では腕上がりがひどく、良い状態ではありませんでした。ミスもあり、リズムを掴めませんでした。レース2では良いスタートを決めて自分のレースができましたが、スムーズさを保つのが難しく、プッシュし続けることはできませんでした。それでも2位という結果は、ベストな状態ではなかった週末を考えればポジティブだと思います。」