
アコスタがトップタイムを記録
カタルーニャのプラクティスにおいて史上最も僅差のトップ10が記録され、ペドロ・アコスタがその中心に立った。上位陣の差はわずか0.269秒。5メーカーすべてと8つの異なるチームが、金曜日の激しい攻防を経てQ2進出を決めた。その中でトップタイムを記録したのはレッドブルKTMファクトリー・レーシングのペドロ・アコスタだ。ゼッケン37番のアコスタがKTMを首位に押し上げ、チームメイトのブラッド・ビンダーも3番手につけた。KTM勢に割って入ったのは、昨年のカタルーニャGP覇者であるアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)だ。一方でル・マンでダブルウィンを飾ったホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は、終盤に転倒を喫して17番手に沈み、今季初のQ1進出を余儀なくされた。
セッション開始
グリーンフラッグが振られ、走行が開始された。プラクティスの前半、各ライダーは習熟走行とパッケージの調整に時間を費やした。中盤まではアプリリア勢が好調を維持し、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が首位に立つ。前回大会で初表彰台を獲得した小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)もそれに続いた。しかし、小椋は第2コーナーでフロントからスリップダウンを喫する。軽微な転倒ではあったが、マシンの修復中、予備のマシンでの走行を強いられた。
後半戦 KTMの猛攻
セッション後半、各ライダーがさらにペースを上げる。ベッツェッキは第4コーナーでコースアウトを演じるも転倒は回避した。一方でモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのアレックス・リンスは第5コーナーで転倒したが怪我はなかった。そんな中、ブラッド・ビンダーが今週末初となる1分38秒台をマーク。昨年このセッションをトップで終えた際と同様の力強さを見せつけた。KTMの攻勢は続き、アコスタが首位を奪取。2025年の表彰台登壇者であるエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)も暫定3番手に浮上した。
正念場のタイムアタック
残り10分を切ると、タイム更新が相次いだ。アレックス・マルケスとファビオ・ディ・ジャンナントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)がトップ3に食い込み、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)も4番手に浮上。ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が6番手、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)がQ2圏内の最後尾を死守していた。対照的に、ホルヘ・マルティンとフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)の2名は、残り1分の段階でタイム更新が必要な状況に追い込まれた。
しかし、マルティンに逆転の機会は訪れなかった。第2コーナーで本日2度目の転倒を喫し、セッションは終了。今季初めてQ1から予選を戦うことになった。一方、バニャイアは10番手に滑り込んだかに見えたが、後方からヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)とファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がタイムを更新。バニャイアは圏外へ弾き出された。
バルセロナ金曜日のトップ10
首位アコスタの勢いを止める者は誰もいなかった。RC16を駆るアコスタが、アレックス・マルケスを抑えてトップ。3番手のビンダーを含め、KTMがトップ3に2台を送り込んだ。ラウル・フェルナンデスが最終ラップで4番手を奪い、ザルコが5番手。ディ・ジャンナントニオとポイントリーダーのベッツェッキがそれに続いた。ジョアン・ミルは終盤に第10コーナーで転倒したものの8番手を確保。ヤマハ勢は好調で、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が9番手、クアルタラロが10番手に入り、2台揃ってQ2進出を決めた。バスティアニーニの力走は実らず11番手。バニャイアは12番手、小椋は13番手、そしてマルティンは17番手という結果に終わった。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。