ピレリは2026年ハンガリーGPに向け、Moto2クラスのリアタイヤ配分にスーパーソフトSCXを追加することを発表した。舞台はブダペストから約100キロ、同名の湖畔に位置するバラトン・パーク・サーキット。昨年に続き2年連続でこのコースが世界選手権のカレンダーに組み込まれており、2025年シーズンのデータをもとにピレリは今年より柔らかいコンパウンドの導入を決断した。なお、SCXそのものはこのサーキットへの初登場ではなく、5月初旬に開催されたWSBKハンガリーラウンドですでに使用されている。

Moto2の各ライダーへのタイヤ配分は、フロントがソフトSC1を8本、ミディアムSC2を8本。リアはスーパーソフトSCXが9本、ソフトSC0が8本となる。週末を通じて使用できるタイヤの最大本数は規定どおり合計17本(フロント8本・リア9本)で変更はない。Moto3クラスについては、前後ともにソフトSC1とミディアムSC2の2種類が用意され、ライダーが自由に組み合わせを選択できる。2025年は大多数のライダーがリアにソフトSC1を選択し、フロントはSC1またはSC2を組み合わせてレースに臨んだ。
ピレリ ジョルジオ・バービアー
「新しいサーキットに臨む際、自分たちは常に慎重なアプローチを取ります。路面がタイヤに対して特に過酷な条件となった場合でも十分な安全マージンを確保できるよう、過度に柔らかいコンパウンドは選ばないようにしています。昨シーズンのバラトンでMoto2ライダーに提供したリアの最もソフトな選択肢がSC0で、その代替としてミディアムSC1を用意したのもそのためです。」
「今年は2025年に収集したデータをもとに判断しました。このコースの路面はタイヤへの負荷が特別高いわけではないことが示されたため、1ステップ柔らかい配分を提供することにし、スーパーソフトSCXをこのサーキットに導入することを決めました。このタイヤにとってこのコースでの絶対的なデビューではなく、5月初旬にWSBKライダーたちがすでに成功裏に使用しています。ただ、このコンパウンドが提供する高いグリップレベルにより、Moto2ライダーにとっても単独ラップのタイムとレースペースの両面で大きな前進をもたらすことができると考えています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。