
ピレリは2026年MotoGP第3戦アメリカGPに向け、Moto2クラスのタイヤアロケーションにスーパーソフトのSCXリアタイヤを投入する。SCXは2025年に一部グランプリで使用され、当時はE0126開発仕様として知られていたが、2026年仕様として正式に標準化された。今季初登場の舞台はサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)となる。
SCXは非常に柔らかいコンパウンドであり、すべてのサーキットに適するわけではなく、タイヤ摩耗が過度に大きくないコースでのみ使用に適している。COTAでは過去2大会でアロケーションに含まれておらず、今回が初採用となる。
今回ライダーに供給されるSCXは、これまでE0126として運用されていた開発仕様をベースにした2026年版の標準仕様であり、通常設定されていたミディアムSC1に代わる存在として位置づけられる。これにより、これまで基準とされてきたソフトSC0に対する有効な代替オプションとなる。
各ライダーにはSCXが9本割り当てられ、週末を通じて十分に評価できる体制が整えられた。これにより、ライダーとチームはこのコンパウンドを早期に気に入った場合、すべてのセッションで使用することが可能となる。
ピレリは過去2大会のデータを踏まえ、2026年のCOTAではMoto2のリアタイヤを従来より一段階ソフトな構成に変更した。これまでミディアムSC1はソフトSC0に対して競争力を発揮できていなかったため、より実用的な選択肢としてSCXの導入が決定された。
ジョルジオ・バルビエ(ピレリ モーターサイクルレーシングディレクター)
「今回でCOTAにおけるMoto2およびMoto3のサポートは3シーズン目となります。過去2大会のグランプリで収集したデータを踏まえ、今年はMoto2のリアコンパウンドを一段階ソフトな仕様としました。この決定は、このサーキットにおいてミディアムSC1がソフトSC0に対して競争力を持たなかったという事実にも基づいています。そのため、ソフトに対する有効な代替オプションをライダーに提供することが適切だと判断しました。結果として、スーパーソフトSCXを、これまで中間クラスで基準となってきたソフトSC0とともに投入します。」
「オースティンは、スーパーソフトSCXのようなより柔らかいリアコンパウンドの使用に適した特性を持つサーキットであり、さらなるグリップ向上とラップタイム短縮が期待されます。このタイヤはライダーにとって新しいものではありません。2025年には従来の標準仕様およびE0126開発仕様として使用されており、今回そのE0126が正式にSCXとして標準ラインアップに加わりました。これは当社の継続的かつ確立された開発プロセスの一環であり、製品レンジを常に最新の技術水準に適合させることを目的としています。この取り組みにより、世界選手権で当社タイヤを使用するライダーだけでなく、国内選手権のライダーやトラックデイを楽しむ一般ライダーも、トップレベルと同じタイヤの恩恵を受けることが可能となります。」
「現行レンジのSCXは、オーストリアGPおよびサンマリノGPにおいて全ライダーに選択され、非常に良好なフィードバックを得ました。今回のアメリカGPでも同様のポジティブな結果が得られるのか、それともSC0が引き続き最も競争力のある選択肢であり続けるのかを見極めることになります。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。