カタールGPの予選が行われ、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が1分50秒028のコースレコードでポールポジションを獲得した。マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が0.266秒差の2番手、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が3番手でフロントローに並ぶ。ランキング2位のホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は最終アタックでタイムを更新できず、11番手に沈んだ。

マルケスが日曜日の決勝をチャンピオン確定のかかるレースにするには、ティソ・スプリントでマルティンを5ポイント以上上回る必要がある。一方、首位と67ポイント差のベッツェッキは、この週末で差を詰めてタイトル争いに望みをつなぎたいところだ。
Q1:アルデゲルがトップ、アコスタとともにQ2へ
Q1ではペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が、2回目のアタックを前に余裕のある差でトップに立っていた。Q1を走ること自体が珍しいアコスタだったが、残り2分でフェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が1分50秒876をマークしてトップを奪った。
最後のアタックではアコスタを先頭に4台が連なってタイム更新を狙った。アコスタもタイムを縮めたものの、0.211秒届かず2番手。それでもアルデゲルとともにQ2進出を決めた。3番手のフランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)以下はQ1で姿を消した。
Q2:ベッツェッキが2度のコースレコード更新でポール
アプリリアにとっても、2026年のタイトル争いにとっても大きな意味を持つQ2。最初のアタックでマルケスが好タイムをマークしたが、すぐにベッツェッキがそれを上回った。ベッツェッキの1分50秒065は、金曜日にトップタイムを記録したディ・ジャンアントニオが持っていたコースレコードを塗り替えるものだった。
この時点でベッツェッキがマルケスに0.296秒差をつけてトップ、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が暫定3番手につけた。
残り3分で全員がコースに戻り、マルケスも再びアタックに入った。セクター1、セクター2をそれぞれ0.08秒速く通過したが、セクター3でタイムを失い、コントロールラインでは0.2秒届かず。ポールには手が届かず、暫定2番手でほかのライダーの最終アタックを待つことになった。
ベッツェッキは最終アタックで自己ベストをさらに0.037秒縮め、再びコースレコードを更新。マルケスとの差を0.266秒に広げた。注目は11番手から挽回を狙うマルティンだったが、最終セクターで前を走るアコスタに近づきすぎてタイムを更新できず。怒りをあらわにしてアタックを終え、11番手が確定した。
スターティンググリッド
ポールのベッツェッキにとっては、タイトル争いに踏みとどまるためにも大量得点が必要な週末となる。2番手のマルケスは、この週末でマルティンを30ポイント、ベッツェッキを8ポイント上回ればチャンピオンが決まる。金曜日にトップタイムをマークした2023年カタールGPウィナーのディ・ジャンアントニオが3番手に続く。
フェルナンデスは最終アタックで大きくマシンを乱し、4番手にとどまった。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が5番手、小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が6番手で2列目を占める。
3列目はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)を先頭に、Q1から勝ち上がったアコスタ、アルデゲルが続く。10番手はエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)。マルティンは11番手から追い上げを図る。12番手のブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)はセッション序盤に転倒したが、けがはなかった。
予選結果
1. マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)1分50秒028
2. マルク・マルケス(ドゥカティ)+0.266
3. ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)+0.299
4. ラウル・フェルナンデス(アプリリア)+0.429
5. フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)+0.564
6. 小椋 藍(アプリリア)+0.568
7. ヨハン・ザルコ(ホンダ)+0.707
8. ペドロ・アコスタ(KTM)+0.844
9. フェルミン・アルデゲル(ドゥカティ)+0.862
10. エネア・バスティアニーニ(KTM)+0.973
11. ホルヘ・マルティン(アプリリア)+1.036
12. ブラッド・ビンダー(KTM)+1.876
13. フランコ・モルビデッリ(ドゥカティ)1分51秒271(Q1)
14. ルカ・マリーニ(ホンダ)1分51秒350(Q1)
15. イケル・レクオナ(ドゥカティ)1分51秒387(Q1)
16. ディオゴ・モレイラ(ホンダ)1分51秒504(Q1)
17. ジェイク・ディクソン(ホンダ)1分51秒621(Q1)
18. マーベリック・ビニャーレス(KTM)1分51秒991(Q1)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。