シーズン終了に際して、Ducatiのジジ・ダッリーニャはチャンピオンシップの結果は残念だが、技術的には大きな進歩を遂げた素晴らしいシーズンだったと語ります。またロレンソ選手へのチームオーダーについても「最終的にはライダーの判断であるし、ドヴィを引っ張ろうとしたロレンソの言葉を信じている」としています。

ジジ・ダッリーニャ

「結果に関しては嬉しくありませんよ。ただ技術的な観点からすると本当に嬉しいですね。素晴らしいシーズンでしたし、バイクのパフォーマンスは大きく向上しました。両ライダーが今やレースで優勝出来る状態にあります。ですから本当にこれが重要なことです。このまま進んで行く必要がありますからね。チャンピオンシップには最終戦の最後の終盤で負けてしまったわけです。これは確かに最高の結果とは言えませんよね。」

「アンドレアは本当に今シーズン素晴らしい走りをしてくれました。良いスタートではありませんでした。2戦から4戦までは問題がありましたが、彼はこれらの問題をコントロールすることが出来ました。ムジェロでは恐らくシーズン最高の走りをしてくれました。」

「ホルヘには確かに指示を出しましたが、バイクを操縦しているのは彼ですから、最終的な決定権は彼にあります。彼はハードにプッシュしてドヴィをフロントグループまで追いつかせようとしていたんです。私はロレンソの言葉を信じていますよ。2018年は今の状態から良い形でスタートしたいですね。最高の形を目指して戦いたいですし、これからテストする内容も色々とあります。きっと面白いシーズンになるでしょうね。」

(Photo courtesy of Ducati)