ダカールラリーのステージ10は、リエゾン424 km 、SS区間373kmで争われ、総合首位であったエイドリアン・ヴァン・ベヴェレンが残り数キロの時点で転倒によりリタイア。正確なナビゲーションで走ったKTMのマティアス・ウォークナーがステージ優勝、そして大差で総合首位を獲得しています。なお、ヤマハのエイドリアンはベレンの病院で治療を受けているとのことで、今後追加情報がヤマハより発表されるとのこと。

ステージ9のキャンセルに続き、アルゼンチンでのラリー1日目となったステージ10は選手達にとってタフなステージとなった。424kmのリエゾン、373kmのSS区間はカタマルカ州の砂丘、河川敷を走るもので、その後ステージはベレンまで続いた。ライダー達にとって最も困難だったのはその暑さだけではなく、ナビゲーションの難しさだった。マティアス・ウォークナーはスタート時点では3位で首位との差は6分だった。彼は慎重な走りで正確なナビゲーションを行い、1位でステージ10を終え自らも驚く結果となった。これで彼は総合首位となり、2位との差を39分42秒という大差とした。

マティアス・ウォークナー

「凄い1日でした。本当にタフなステージで、暑さだけではなくナビゲーションが非常に難しかったですね。今日はトップとのタイム差を縮める上で重要な1日だとわかっていましたので、各ウェイポイントを正確に見つけることに注意を払いました。単純に攻めるよりも数秒でも時間をかけて正確に走る事が大事でした。迷うとそこで時間を大幅に失ってしまいますから。前を行くライダーの通った跡が消えた時はミスをしたのかと心配になりましたが、自分を信じて進みました。ウェイポイントを見つけて、最終的にゴール出来た時は本当にほっとしました。ステージ優勝は常に最高です。ただ、自分のライバルが転倒でリタイアして勝つというのは気持ちがいいものではありません。ヤマハのエイドリアンが無事であることを祈っています。明日はまたハードなステージですので、同じアプローチでミスをしないようにしたいと思います。」

ダカールラリー2018 ステージ10順位

ダカールラリー2018 総合順位

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