ダカールラリーステージ2は、非常に高速で厳しい342kmのSS区間が特徴で、全てのライダーにとって大きなチャレンジとなりました。PiscoからSan Juan de Marconaへと向かうルートは、ラリーカーがレースをリードし、バイクはラリーカーやトラックの後を追って走行するという珍しい形となりました。こうした条件によって地形の変化が激しくなっただけでなく、ライダー達にとってはナビゲーションがより困難なものとなりました。
短いステージ1でのしっかりとしたパフォーマンスに続き、マティアス・ウォークナーは今日のSS区間に7番目に走行するライダーとして参加。KTM450Rallyを快適にライディングした昨年チャンピオンは序盤から激しくプッシュ。ステージのほとんどでRicky Brabecを先行させ、最終的に22秒の差でトップに立っています。
マティアス・ウォークナー
「実に長く高速のステージでした。フロントのライダー達のペースを理解するのは難しく、とにかくベストを尽くしてプッシュすることにしたんです。これによって最速タイムを記録することが出来ました。これ自体は素晴らしいことですが、こういうステージは年間に2回か3回で十分ですね。ラリーカーによって作られた轍だらけのステージを走行するのは非常に難しいものですが、こうしてトップに立つことが出来て嬉しいですよ。」
トビー・プライス
「ステージ2は非常に長く342kmのSS区間があり、手首が辛かったですね。50km地点で砂丘にハマってしまい、そこからバイクを引っ張り出すのに大変な手間となりました。これによって手首をさらに痛めてしまったんです。しかし残りのステージでなんとか走りきることが出来ました。とは言え、ラリーカーの後の走行でしたから非常に路面がバンピーでした。全体的なタイムには満足ですし、明日のレースを楽しみにしています。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of KTM)