カタールテスト最終日は少しリズムを取り戻したかに見えるビニャーレス選手でしたが、相変わらずまだ足りない部分があり、どうすればそこを改善出来るかが見えてこないと語ります。

カタールテスト3日目5位 マーべリック・ビニャーレス

「明日レースだとすると準備はまだ出来ていません。今のバイクのセッテイングは自分のライディングスタイルに合っておらず、そのせいで自分のポテンシャルをフルに発揮出来ません。レースまで2週間ですから、現状はとにかく集中していくことが必要です。ただ、最後の40分に大きく前進出来たと思います。良いフィーリングでしたが100%ではありません。まだまだ改善の余地があると思います。」

「とにかく3日間のハードワークを終えましたが、途中で少し方向性を見失ってしまいました。方向性を見失っている間はプッシュ出来ず、引き続き集中して注意を払って進んでいかないと駄目だとわかりました。というのも最後の40分には全く違うバイクのように感じられたんです。今すぐにタイムアタックをするとしたら良いラップが出来ると思います。変更を加えた後は、バイクは非常に快適で良いリズムで走行出来ます。もう少し時間があればもっと改善出来ただろうと思います。ただ、昨年ほどは良い形にはなっていません。とは言え、今日の作業を終えてある程度の結論には達したと言えるでしょうね。」

「妙なのは今日は木曜と同じフィーリングだったんです。しかし2日目には方向性を失ってプッシュ出来ませんでした。本当にがっかりしました。多くの時間を無駄にしました。今日はまた競争力が高く、それに関して非常に満足です。ただ、まだまだ多くの作業がいるでしょう。このテストの中では多くの物事をテストしました。競争力を発揮するのもあと少し、逆に競争力を失ってしまうのも本当に少しの変化なんです。100%の状態であれば速く走れる事はわかっています。ただわかっているのは何かが足りないということで、それをどうすれば得られるのかがわからないんです。」

(Photo courtesy of yamaha motogp)

<モビスターヤマハ プレスリリース>