Ducatiのチーム体制発表の際に、ドヴィツィオーゾ選手、ロレンソ選手のレザースーツの胸部に大きくスペースが空いており、ここにはどのブランドのロゴが入るか?と話題になっていましたが、最終的にアメリカのITソリューション企業であるNetappのロゴが入りました。

データによって世界を変えているNetApp (NASDAQ上場)は、Ducati(VWグループ)の2018年MotoGP世界選手権参戦におけるオフィシャルスポンサーとなることを発表。3月18日にロサイル・インターナショナル・サーキットにおいて開幕したMotoGP世界選手権において、Ducatiと共に、モーターサイクルレーシングのデジタルへの遷移を加速します。この開幕戦でアンドレア・ドヴィツィオーゾは素晴らしい勝利を納めました。NetAppは今後もDucatiのパフォーマンス、安定性、信頼性の向上を、トラックの中と外で助けていきます。

2002年に4ストロークの世界選手権が開催されるようになって以降、DucatiはMotoGP世界選手権に参戦を続けています。イタリアのボローニャを拠点とするDucatiは疲れを知らない勢いで、バイクとレース戦略の改善を続けてきました。その中でDucatiはデータのダイナミズム、多様性などを認識し、NetAppの助言を求めていました。結果として、Ducatiチームは世界中のどこにいても、高速に信頼性のあるリアルタイムデータにアクセス出来るようになったのです。

ジジ・ダッリーニャ

「データがチーム戦略の心臓部であるため、NetAppはDucatiチームにとってデジタルトランスフォーメーションにおいて非常に重要なパートナーです。NetAppと共に我々のデータの価値を解き放ち、最も先進的なIoT(※1)システムであるMotoGPバイクからもたらされるビッグデータ(※2)により、重要な意思決定をしています。レースの中の1分1秒が、オペレーションをいかに最適化するか、パフォーマンス向上を劇的に改善するかという新たな気づきを与えてくれるのです。」

Ducatiはチームが5大陸の15カ国、19戦で行われるMotoGP世界選手権で戦う中で、NetApp Data Fabricからもたらされるデータを活用します。また、DucatiはNetAppの技術を活用し、ITの最新化、データ保護インフラ、GDPR(一般データ保護規則)を加速していきます。

NetApp副社長 ヘンリ・リチャード

「DucatiとNetAppは、革命に向けて同様の溢れ出る情熱を持っています。Ducatiがそのデジタルトランスフォーメーション、パフォーマンスを向上し、同時にセキュリティー、データの価値の向上を遂げるため、共に歩むことを楽しみにしています。」

Netappについて

NetAppはデータ管理ソリューションを提供しているITソリューシュンサービス企業です。我々はハイブリッドクラウドデータサービスを各種取り揃えています。これらはアプリケーションのマネジメント、クラウドを経由したデータアクセスを簡素化します。また、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するオンプレミス環境を提供しています。我々はパートナーと共に、世界中の組織がそのデータのポテンシャルを解き放ち、カスタマーとのタッチポイントの拡大、大いなるイノベーションを育て、オペレーションの最適化をするための力となります。

(※1 Iot モノのインターネット、様々な「モノ」がインターネットにセンサーなどを通じて接続されることで、相互に情報交換、制御を行うもの。スマートフォンから出先で室内のエアコン温度を設定出来る、出先で室内の猫の様子をカメラで確認出来るなど。)

(※2 ビッグデータ 通常のデータ処理ソフトなどで扱えないほど巨大で複雑なデータのこと。MotoGPの世界で言えば、加速度、バンク角、スロットル開度など、各種センサーから1分1秒ごとに得られるデータの蓄積などがビッグデータと言える。)

(Photo courtesy of Ducati)

<Ducati プレスリリース>