アルゼンチンGPにおいて圧倒的なペースで走行していたマルケス選手は、レース終盤にロッシ選手と接触。これによってロッシ選手はコース外に押し出され、フロントタイヤが濡れた芝に乗ったことで転倒となりました。この行為に関して、ヤマハのリン・ジャービスは「受け入れがたい」と怒り心頭。レースディレクション、FIMに追加制裁を要求しているとのこと。

リン・ジャービス

マルケスがレース中に2度に渡って行った行為は受け入れがたいものです。最初はアレイシ・エスパルガロ、そしてバレンティーノに対してああいったオーバーテイクを仕掛けたわけですが、あれによってバレは怪我をする危険がありましたし、多くのポイントを失いました。レースディレクションの元にバレと共に出向き、彼も意見を率直に伝えました。今はレースディレクションとFIMの回答を待っています。」

「彼らには、+30秒のペナルティー以外にさらなる追加処置が可能かどうかについて検討してもらっています。バレンティーノは”マルケスは非常に危険で、同じトラックで走るのが恐ろしい”と語っています。これは将来的に解決が必要な問題です。ヤマハにとってどうこうではなく、MotoGPの将来に対してということです。」

「マルケスが謝罪に来ましたが、あの時点ではホンダやマルケスと話をする気分ではありませんでした。マルケスはボックスに入ってこようとしましたが、適切なタイミングとは言えなかったでしょう。」

(Source: Yamaha)

(Photo courtesy of michelin)