いつもどおりと言えばそうなんですが、やはり決勝レースで圧倒的な勝負強さを発揮するロッシ選手は、開幕戦のカタールで3位を獲得しました。苦戦していてフロント周りについても大きく改善したとのこと。

(Photo courtesy of michelin)

 

Q

「今回は練習走行で大きな問題がありましたが、どういうわけか決勝レースでは優勝争いをしました。何が秘訣だったのでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「秘密は自分のチームとヤマハですね。けして諦めませんでしたし、ヤマハから常にサポートを感じていました。そして周囲にいる人達からの信頼も感じました。自分達のレースバイクとして、レースライダーとしてのポテンシャルは高いと思っていました。ただ正直なところ、トップ5に入った時は”いやこれでもう十分だろう”と思ったんですが、表彰台を獲得するというのは特別なことですね。こういう形でシーズンをスタート出来て嬉しいですね。表彰台はいつでも嬉しいですし、話にもあったように難しい時期の後ですから。こういう形で作業を続ける必要がありますが、こういう結果は自分達のフィーリングの面でも良いですね。また、技術的にも多くの事を理解出来ましたからね。」

 

Q

「スタート直後の1周めに誰かがあなたのバイクに激しく衝突しました。(シートカウルのカメラが衝撃で取れた)どれだけ危ない所だったんでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これは重要なことなんですが、良いスタートをしました。高速で1コーナーに進入しましたし、そこで良いフィーリングを感じていたんですが、そこで電車の玉突きのような形で衝撃を感じました。誰かがあれはカルだと話していて、正直自分もこれはわかりません。何も無くてラッキーでした。」

 

Q

「タフなウインターテストの後に、素晴らしい形でのスタートとなりました。ただチームメイトは電子制御も上手くいっていたようですし、今年は強敵になりそうですね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「彼はこの勝利にふさわしいと言えるでしょうね。彼は最初から強い走りをしていましたし、新しいバイクを素晴らしい形でライディングしていました。(※後ろから誰かにぶつかられる 後ろを振り返って)また追突されましたね(笑)」
 

Q

「代る代る来ますね(笑)」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ただ、彼の事は毎戦で見るわけですから、自分にとってもい良いターゲットですね。」

 

Q

「次はアルゼンチンですが、今日のレースはこれからのレースに向けて、ミシュランのフロントタイヤが自信をもたらすかどうかについて、フロント周りに関するブレイクスルーをもたらしたと言えますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「金曜に大きな改善を遂げたと思います。フロントフィーリングを大きく改善することが出来ましたし、そのあと色々とありましたが最終的には表彰台に辿りつけました。アルゼンチンは大好きで素晴らしいトラックだと思います。ただ、昨年はアスファルトが最悪の状況でしたから、良いコンディションであることを願います。」