木曜プレスカンファレンスではいつもの覇気が無かったホルへ・ロレンソ。ドヴィツィオーゾとは異なり、今年のデスモセディチには昨年のバイクよりも気になる点があるという話をしていましたが、FP1ではその言葉どおりに15位と苦戦しています。

ホルへ・ロレンソ

「確かに過去数年ヘレスは、自分にとって素晴らしいトラックでした。素晴らしい結果、勝利を収めてきました。昨年もDucatiで初の表彰台を獲得出来ましたしね。今年はカタールでポジションを回復している最中でのブレーキトラブルに始まり、厳しい2戦となりました。確かにこの2つのトラックがDucatiが得意とするトラックではないことは事実ですが、ここヘレスが自分にとって良いサーキットであることを願っていますし、数ヶ月前にここでテストを行った際もかなりのスピードで走行出来ましたので、Ducatiにとっても良いトラックであることを願っています。今までの状況を変え、自分への評価を変えることが出来ると考えています。

このスポーツでは直近の結果が非常に重要で、自分の直近の結果はあまり良いものではありません。ですから現時点では自分の将来について良い形で交渉出来る状態ではないでしょう。ですから、まずは自分の結果を向上させることに最大限集中しています。自分の価値を高めていきたいと思っています。」

「今年の新しいバイクは、セパンでは1周、2〜3周では素晴らしいスピードを発揮し、自分もトラックレコードを記録しました。ただ、昨年のバイクと比較すると問題があるのも事実です。ポジティブな点、そしてネガティブな点があるわけです。現時点では自分とバイクの関係性はあまり良くありません。この3戦の中で良いポイントもありましたし、自分のスピードを発揮することが出来ました。ただ、それは自分が望んでいるようなものではなかったんです。自分が常に良い結果を収めているここでアスファルトが新しくなったことで、昨年とようやく同じラインで走行出来るようになるでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)