ハーレーダビッドソンは2018年の第二四半期の決算情報を公開しました。これによるとアメリカ市場単体で販売した車両数は46,490台で、昨年比6.4%のマイナス、ヨーロッパ、中東及びアフリカでは17,844台で昨年比3.6%のプラス、アジア太平洋地域では7,718台となり昨年比7.1%のマイナス、ラテンアメリカでは2,569台で昨年比9.1%のプラス、カナダでは3,807台で昨年比0.5%のマイナス、その他地域合計(International Total)では31,938台となり、昨年比0.7%のプラス、全世界合計では78,428台で3.6%のマイナスとなりました。
2018年の第一、第二四半期の合計の6ヶ月間の数値に関してはアメリカ市場単体で75,799台(昨年比8.7%のマイナス)、ヨーロッパ、中東及びアフリカでは28,706台(4.8%のプラス)、アジア太平洋地域では14,047台(7.4%のプラス)、ラテンアメリカでは5,075台(8%のプラス)、カナダでは5,887台(4.9%のマイナス)、その他地域合計(International Total)では53,715台(0.5%のプラス)、全世界合計では129,514台(5.1%のマイナス)となりました。全体的に見てアメリカ、カナダ、アジア太平洋地域での販売台数が減少しており、全体における構成比が高いアメリカ市場の落ち込みが大きな影響を及ぼしていると言えます。
ハーレーは今後の戦略としてニューモデルの追加、顧客からの要望を引き出すこと、ディーラ網の強化を挙げていますが、今季の決算発表によると、利益に関しては2輪部門では第二四半期で4%のマイナス、第一、第二四半期合計の6ヶ月では0.5%のマイナス、更に営業利益に関しては2輪部門で23.3%もマイナスとなっています。なお、ハーレーは今後EU圏での関税大幅引き上げを避けるために、生産拠点をアメリカ国外に移す計画もあり、そのタイミングで今後の決算がさらに悪化する可能性があります。
(Source: harley-davidson.com)