アメリカ市場で苦戦が続くハーレーではありますが、第二四半期の報告書にあったとおり「新モデルの発表により新たなファン層を獲得していく」という方針に則って、新たなコンセプトバイクを2020年モデルとして発表しました。電動バイクのLivewireの市販車両の登場も予定されているようですが、今回ハーレーが発表したのはなんとアドベンチャーバイクとストリートファイターです。

このアドベンチャーバイクは「Pan America 1250アドベンチャーツアラー」という名称のようで、ハーレーというプラットフォームを使用したバイクとしては、Buellのユリシーズ以来となるアドベンチャーバイクとなります。エンジンは水冷DOHC、排気量は1250ccとされていますが、ハーレーはこのエンジンを500ccから1250ccのレンジで製作、さらにトランスミッションも2種類(シャフトドライブとベルトドライブ?)用意するようで、オートマチックトランスミッションという可能性もなきにしもあらずでしょう。

その他のディテールを見ても、おそらく高さと角度調整が可能なスクリーン、ハンドガード一体のウインカー、ブレンボのラジアルマウントキャリパー、アンダーガード、フレームガードなど、ハーレーのロゴが入っていなければハーレーのバイクとは思えないようなバイクです。

<Harley-Davidson プレスリリース>