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★MotoGP2018 ミシュラン、サマーブレークを経てブルノへ

ミシュランと MotoGP™関係者はサマーブレークを経て選手権に戻り、第 10 戦「Monster Energy Grand Prix České Republiky」(チェコ・グランプリ)が開催されるチェコ共和国のブルノに向っています。

ブルノは技術的に厳しいコースで、フロントタイヤの優れた安定性が必要となる下り勾配のハードブレーキングゾーンと、マシンのパワーをフルに路面に伝えるためにリアのグリップが極めて重要となる高加速エリアを有しています。

サーキットの全長は5,403m。摩耗の度合いが中程度の路面を最大限に活用するためには特別なタイヤが必要となります。ソフト、ミディアム、そしてハードのMICHELIN Power slick タイヤは、このコースが要求する条件に理想的にマッチします。フロントタイヤはすべて左右対称設計ですが、リアは左右非対称設計としています。

モラヴィア地方に建設されたこのサーキットは6つの左ターンと 8 つの右ターンという、ほぼ均一なレイアウトですが、右ターンを通過する速度が高く、周回を重ねるにつれてタイヤの右側に加わるストレスが大きくなるため、ライダーにレース距離を通して適切なパフォーマンスを提供するためには右側を固めのコンパウンドとする必要があるのです。

ブルノでは 1930 年代からレースが行われていて、その当初は都市やその周辺、周囲の村々の道路で催されていました。近年では 1980 年代に建設されたパーマネントサーキットのマサリクがレースの舞台となっています。モーターサイクル・グランプリの開催では、現在オランダのアッセンが最多を誇りますが、マサリクはこれに次ぐ 2 番目のサーキットなのです。

一般には「オートドローモ・ブルノ」の名称で知られるこのサーキットは、チェコ共和国の南東に位置し、周囲を森林地帯に囲まれた立地にあります。ウエットコンディションになりやすいという傾向があり、これに対応すべく MICHELIN Power rain タイヤはソフトとミディアムのコンパウンドを前後に用意。このうちリアタイヤは右側をよりハードにした左右非対称設計となっています。

ミシュランとMotoGPライダーはプラクティス初日となる8月3日金曜日に走行を開始します。土曜日には公式予選が行われ、ここで日曜日の決勝レースのスターティンググリッドが決定します。また、ブルノは今年、周回数を減じることが決まっている7つのサーキットのうちのひとつで、8月5日日曜日のレースは昨年までの22周ではなく、21周で争われます。スタート予定時刻は現地時間14時00分、日本時間21時00分です。

ミシュラン・モータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「ブルノは非常に難しいサーキットで、細心の注意が必要となります。山腹の自然に沿って建設されているため高低差が大きく、ハードなブレーキングを強いられるエリアがあります。このコースを最大限に活用し、ライダーが必要とする自信を提供するために、私たちは大きな負荷のもとでもグリップと安定性をもたらすタイヤを用意しなければなりません。また、加速時にはタイヤに途方もないストレスがかかりますが、私たちが供給するタイヤはこの2つの極端な要件に理想的に沿う必要があります。私たちが選んだタイヤはこうした要求をすべて満たし、すべてのライダーとマシンが21周のレースで求める一貫性とパフォーマンスを提供するものであると確信しています」

(Source: ミシュラン)

(Photo courtesy of michelin)

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