激戦が予想されるオーストラリアGPのウォームアップ走行が終わり、トップタイムは今週末ずっと良い走行が続くアンドレア・イアンノーネ。2回の走行で前後ソフトタイヤを使用し29秒台で周回いています。29秒台後半で周回出来るとすると、ウォームアップを見る限りは彼のペースについて来れるライダーは今のところ見当たりません。

2位のビニャーレスはソフト/ハードの組み合わせで29秒台は2回、残りは30秒台前半と後半が入り交じる走行で、あまりペースが安定していないように見えます。ビニャーレスの場合はレース序盤のフィーリングに苦戦が続いていますので、決勝では果たしてトップ争いに序盤ついていけるかどうかが鍵となるでしょう。ウォームアップ3番手のザルコは前後ソフトで現実的なペースとしては30秒台中盤といったところでしょうか。ずっとこのペースで周回出来るとすると表彰台獲得の可能性は高いと言えます。

ドヴィツィオーゾはペースはさほど悪くないものの、予選順位9番手と苦戦しているので、スタートから1周目でどれだけ追い上げることが出来るかによって、レースの内容が左右されるでしょう。マルケスは5番グリッドスタートながら、イアンノーネ、ザルコについていけるペースはなさそうですので、昨日本人が語っていたとおり、優勝争いではなく、表彰台争いが現実的な目標になります。

ロッシは通常日曜に必ず改善をしてくる選手ですが、今週はウォームアップでも17番手と苦戦。レースまでに改善を進めることが出来るでしょうか?

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(Photo courtesy of michelin)