HRCのアルベルト・プーチは最近のインタビューの中で、最後に働いていた時のダニと、近年、そして今年のダニ・ペドロサは別人だったと語りました。今後KTMでテストライダーとなるダニ・ペドロサですが、彼がホンダを去るタイミングで出されたコメントとなり、ペドロサからすれば「寝耳に水」という出来事だったはずです。

ペドロサはプーチのコメントについてFacebookで「直接言ってくれたならどんなに良かっただろうに。」と回答。なお、本日18日、明日19日にダニ・ペドロサはKTMでのテストライダーデビューを飾ります。

アルベルト・プーチ

「ダニとは2013年まで一緒に仕事をしましたが、ここ最近まで彼がどうのようなシーズンを送ってきたのかなんともわからないところです。2018年に再びダニと働くことになりましたが、彼は以前とは別人でした。彼はMotoGPチャンピオンになるために必要な事をしてこなかったのかもしれません。何事もただで手に入るものなんてありません。ダニよりもチャンピオンになりたいと強く願った選手がいたってことでしょう。ダニは非常に才能にあふれる選手ですから、まだまだ現役を続けるだけの高いレベルがあったと思いますけどね。片手間でちょっと努力をするだけで彼はTOP5のライダーなんです。ただもはや興味ありませんけどね。」

ダニ・ペドロサ

「アルベルト・プーチが僕のリザルトに関して語った考えについては悲しいですし失望しました。とは言え、彼が一晩のうちに考えを180度変えたことに驚いています。いつか彼の考えが変わることを願っています。僕は自分に出来るベストを尽くしてきました。常に自分に出来うる最高の努力をしてきたつもりです。このスポーツの世界で働いている人間の口から、チャンピオンになりたいと強く願わないライダーがいるなどという言葉を聞くことになるとは思っていませんでした。」

「今年自分達は多くの時間を共有したのですから、彼がこうして僕がチームからいなくなるのを待ってメディアに対して語るのではなく、僕個人に直接彼の考えを聞かせてくれたら良かったのにと残念に思います。いずれにしても、彼が作り出したこの話題に関しては全く興味はありません。いずれにしても、彼は彼の陰口を言っているわけではない人間をそっとしておくべきでしょう。」

(Photo courtesy of michelin, KTM)