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MotoGP2019 チームスズキECSTAR チーム体制を発表

スズキは2/3にチームプレゼンテーションを行いました。2019年は2人の若手ライダーでのチームとなります。アレックス・リンスは2シーズンをスズキで戦っており、経験を豊富に積んだライダーとして成長し始めているところ。2018年シーズンは5回表彰台を獲得しています。今年はMotoGPクラスにおける初優勝を狙っています。ジョアン・ミルはルーキーながら11月のバレンシアテストで既に才能を発揮。続くヘレステストにおいても期待を抱かせる速さを発揮しています。

プロジェクトリーダー 佐原伸一

「新たなシーズンを迎えますが、期待と可能性を感じています。昨年末のテストは重要な方向性を示してくれましたし、競争力を発揮出来ると感じさせてくれました。GSX-Rに関しては様々なエリアで作業を行っており、リンス、ミル、テストライダーのギュントーリと主に技術パッケージを向上することが出来たと思っています。2019年に関しては重要な1年となります。アレックス・リンスはまだ若いライダーですが、スズキのチームとバイクに関して経験を積んでいます。」

「彼はスズキが長年求めているMotoGPクラス優勝のためのツールを持っていると言えます。もう1人のジョアン・ミルに関しては、プレッシャーを感じることなく才能を伸ばして欲しいと思っています。昨年はまたテストチームを強化し、ギュントーリが素晴らしいフィードバックを送ってくれていますし、日本では浜松でテストライダーが頑張ってくれています。チームとしてしっかりした体制があります。2019年はポジティブな1年となることを願っています。」

 

テクニカルマネージャー 河内健

「昨シーズンの終わりに、パッケージとパフォーマンスを向上するべき方向が見えました。ライダー達は同様のリクエストとフィードバックをくれ、開発したパッケージがしっかりと機能することを願っています。新しいスペックのエンジンを開発しており、新しいシャーシもそうです。電子制御、そしてフェアリングにも改良を加えました。」

「これはスズキの哲学に即したもので、全てを破壊して創造するのではなく、既にあるパッケージから進化するというものです。バイクの操縦のしやすさはまず一番に必要なことで、全体のバランスを壊さずに全てのエリアを改善出来たと思っています。」

 

チームマネージャー ダヴィデ・ブリビオ

「興味深いシーズンをこれから始めることとなります。昨年はすぐに表彰台を獲得したことで、皆を驚かせたと思います。チームパフォーマンスを向上させるという意味で、アレックス・リンスと共に仕事が引き続き出来ることは非常に重要です。彼は若者ならではフレッシュさと同時に、過去2年間で培ったコンスタントさ、賢さも持ち合わせています。2018年の彼の実績もこれを物語っていますね。彼は既にその才能を見せつけていますが、ライバル達が非常に強力であることを忘れてはいけません。」

「加えてジョアン・ミルと共に新たなプロジェクトをスタートしています。ルーキーを採用するのはこれで3度目ですが、今まで同様に若者を採用するということによるポジティブな形でのシーズンを送っていきたいと思います。彼もまた素晴らしい才能の持ち主だと信じています。GSX-RRで彼の力を引き出すのはチームにかかっていると思います。」

 

アレックス・リンス

「ようやく冬が終わり、再びバイクに乗ることが出来ます。冬休みは本当に長く感じましたし、また再びバイクに乗れるのが待ち遠しいです。11月のテスト以降に、エンジニアに向けて明確なフィードバックを行いました。セパンで試す新しいバイクはドラスティックに変化したものではありませんが、数多くの細かい改良が施されています。バイクに何が足りないかはわかっていますから、日本の開発センターがさらなる飛躍のために必要なものを用意してくれると信じています。」

「冬の間はしっかりと回復し、トレーニングを積んでいます。2018年はコンスタントに表彰台を狙えることを示し、今年は重要な1年です。今年は優勝を目指したいと思います。」

 

ジョアン・ミル

「言うまでもなく、バイクに再び乗れることが嬉しいです。今年の冬はフィジカルトレーニングをメインに進めていたので、バイクにあまり乗っていません。今のところトレーニングはポジティブな形で進んだと言えるでしょう。もちろんまだバイクに慣れて行く時間が必要ですし、まだまだ学習する内容が多数あります。チームにものすごくサポートしてもらっていると感じていますし、彼らの豊富な経験に頼ることが出来るでしょうし、自分自身も改善を続けています。」

「自分とバイクというパッケージですが、徐々に成長していければと思っています。プレッシャーはありません。今年の目標はシーズンを終えるころには、優勝ライダーとの差を縮めるということですね。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of suzuki-racing)

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