怪我からの見事な復帰を達成したカル・クラッチロー。一時期は歩けるようになるか不安だったとのことですが、こうして
戦闘力を発揮して表彰台に戻れたこと、レースが出来ることが何より嬉しいと語ります。
カタールGP3位 カル・クラッチロー
「本当に嬉しいですね。LCRホンダチームも本当に素晴らしい仕事をしてくれました。ウォームアップの段階で表彰台を獲得出来ると言われていたら笑ったでしょう。今日はマルクと同様にリアタイヤを温存するというレースでした。それに今日はファンにとっても最高のレースになったと思います。」
「一度はこの場に戻ってこれるかという状況だったわけですから、こうして戦闘力を発揮して表彰台に戻ってこれたことは本当に嬉しいですよ。今日は6周あたりの状況で集団に飲まれてしまったんですが、自分以外の周囲のライダーはその時点で良いリズムではありませんでした。でも皆がそれぞれの手を使ってレースをするわけです。コーナリングが速いだとかブレーキが強いだとか。そういったことの組み合わせがあるから、本当にレースが面白いんです。」
「今日は誰かのフットペグが左のケツに当たったせいで、15周くらい感覚がなかったんですよ。足首に問題があったのはレースでは2回だけでブレーキング時に足がブレーキレバーに挟まってしまったんです。予選や練習中は何度も発生していた問題なので、レースでは良くなりましたね。」
「スズキのバイクは速くなりました。特にコーナリングスピードが素晴らしくて、タイヤの温存も出来ています。それもあってスズキが前に出たらついていくのに苦労するでしょう。ただホンダのバイクのほうが戦闘力はあります。特にエンジンパワーの改善が大きいですが、それによってコーナリングエントリーなど少し問題が出ているように思います。ここを改善したいですね。」
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(Source: LCR)
(Photo courtesy of michelin)