木曜に行われたプレスカンファレンスからビニャーレス選手のコメントを抜粋してご紹介します。マルケス選手が4連勝をしているCOTAでも「100%の力を出せれば優勝争い出来る」と繰り返し話していたのが印象的でした。
マーヴェリック・ビニャーレス
「ここでは常に強い走りが出来ていますし、自分のライディングスタイルに合っています。多くの加速ポイントがありますが、今年自分達はこの部分で力があるということを証明出来ていると思います。ですからここでは素晴らしい結果が出せると思っています。懸命に作業をしなければいけないと思いますが、特に最後の10周に関しては非常に重要になります。昨年は自分の最後の10周はタイヤがボロボロだったので、このエリアに関して作業が必要でしょう。そして正確に走る必要があります。良いペースを持っている必要もありますし。ただ100%の力を出すことが出来れば優勝争いが出来ると思います。」
「カタール、アルゼンチンとも2つともかなり異なるサーキットですが、バイクはどちらでも素晴らしい働きをしました。力強さを感じましたし、最初から最後まで素晴らしいペースで走る事が出来ました。ここでも最大限の力でプッシュしたいと思います。特に最後の10周はリアタイヤが非常に厳しくなります。ただハードに作業することが出来るのはわかっています。素晴らしいレベルにありますしモチベーションも高いです。自分達なら成し遂げる事が出来ると思っています。」
Q
「マルケスがここで非常に強いわけですが、ここでマルケスのすぐ後ろで2位で完走することは、他のサーキットで優勝することよりも重要ですか?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「重要なのは出来るだけ多くポイントを獲得することです。可能であれば優勝を目指しますけど、2位も悪くありません。2位でも20ポイントですから、僅か5ポイント差です。大事なのは出来るだけ多くのポイントを獲得することとミスをしないことです。まだ3戦目ですし、ヤマハのバイクがヨーロッパで強いというのはわかっていますしね。良いレースが出来るでしょう。ただここでも自信があります。自分のライディングスタイルに合っていますし、バイクも昨年と大きく変わっていますから強みがあります。100%の力を発揮したいと思います。アルゼンチンでも言ったように、レースを楽しんで100%の力を発揮し、それで優勝出来れば最高です。」
Q
「今のようにランキングトップで皆があなたを倒そうとしている状況と昔では何が違うのか?そしてCOTAはどのような点がチャレンジングなサーキットなんでしょうか?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「確かに自分の生活は変わりましたけど、より集中するようになりました。よりハードに働くようになり、今はよりバイクに乗るために人生を生きています。トレーニングをハードにして、いつもどうやったら速く走れるのかを考えています。そしてレースでいかにマインド面で強くいられるかを考えています。トラックでもガレージでもそうです。ですから今までの人生とは大きく変わったと言えますね。それに自分でももっと強くなれると思っているんです。ここテキサスではブレーキングポイントで強いということが重要です。そして先程も話したように最後の10周が本当に重要です。昨年は最後の10周でタイヤが駄目になってしまいました。ですからこういった意味でブレーキングで良いバイクである必要がありますし、同時にタイヤライフを長く保たせるということも重要です。ですから大変な週末になるでしょう。アルゼンチンのようにFP1からハードに働く必要があります。100%の力でプッシュする必要があります。良い週末を送れると思いますし、既にバイクも良いレベルにあります。」
ソーシャルメディアからの質問
「もしあなたが今年の”TOP GUN”になるとしたら、ヴァレンティーノはウイングマンであるグース、教官であるバイパー、最大のライバルであるアイスマンの誰でしょう?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「難しいですね。(笑)出来ればグースであって欲しいですね。そうであれば彼から色々と学べますから。ただ彼はやはりアイスマンでしょうね。彼は常に高いレベルにありますし、毎週末強くて、最後まで戦う相手です。良い戦いをね。」
(Photo courtesy of michelin)