Mission Winnow Ducatiチームが、前日にスペインGPが開催されたヘレス・サーキットで実施された合同テストに参加した。スペインGPでは、両ライダーともにトップ5でフィニッシュして、満足できる結果を残している。穏やかな気候の中(気温20℃、路面温度30℃)、アンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチは、それぞれ52ラップと61ラップを走行した。ドヴィツィオーゾは1分37秒601の自己ベストを記録して前参加者中11番手、ペトルッチはチームメイトとわずか01.秒差の1分37秒720のタイムで14番手となった。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

(Mission Winnowドゥカティ・チーム #04) 1分37秒601(11番手)
「レース後は、常に有意義なテストを行うことができる。プレッシャーから解放された状態で作業ができるし、レース・ウィークエンドではサーキットを走行できる時間が限られているため、通常は試すことのできない異なるセッティングをマシンに施して評価することができる。今回のテストでは、特に新しいことは試さなかったが、マシンの挙動をより詳しく理解するために、セットアップおよびエレクトロニクスの面でいくつかのディテールを変更して、今後のサーキットで活用することができる貴重なデータを集めることができた。また、新しいミディアム・タイヤも試して、良い感触を得ることができた。マシンとライダーの両面でまだ改善の余地は残っているが、どのようにしたら良いのか、明確なアイデアを持って次のルマンに臨むことができる」

ダニーロ・ペトルッチ

(Mission Winnowドゥカティ・チーム #09) 1分37秒720(14番手)
「今日のテストでは、タイムアタックは行わずに、次のラウンドの準備に集中した。いくつかの異なるコンポーネントとセットアップの変更を試すことができた。ハード・タイヤのみを使用してレース・ディスタンスを走行し、どのようにペースが改善されるのかを確認した。特に、ブレーキング時の安定性とコーナリング・スピードを最大化するための作業を行い、ルマンで役に立ちそうないくつかのソリューションを発見した。今日のテストには満足しているし、マシンのフィーリングも良い。フランスでは、さらに上を目指したい」

2019 MotoGP世界選手権 第5戦のフランスGPは、5月17日~19日に、ルマンで開催される。

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)