ミシュラン ヘレスGP決勝レースリリース

ミシュランのMICHELIN Power SlickタイヤはヘレスGPにおいて、すべてのラップレコード、レースレコードを更新しました。

ヘレスはプレシーズン中に部分的に路面が改修されたこともあり、ミシュランは新しい路面について多くの情報を持たない状況でした。しかしテクニシャン、デザイナー達のスキルと知識によって、タイヤは新しい路面にマッチしただけでなく、ライダー達に限界までプッシュするパフォーマンスを提供しました。

4,423m のサーキットでの全体のファステストラップ、2輪におけるオールタイムレコードは多くのライダー達によって土曜に更新されます。これはカル・クラッチローが昨年記録した1’37.653でした。今年のルーキーファビオ・クアルタラロは、この両方のラップタイムを更新、20歳と14日という史上最年少でMotoGPクラスのポールポジションを獲得するだけでなく、1’36.880というタイムは今までのタイムを0.773秒も上回るものでした。

次に更新されたのはレースラップレコードで、こちらも同様に多くの選手がラップタイムを更新する中、マルク・マルケスが優勝する過程で、既存のタイムを0.684秒更新しました。元チャンピオンのこの記録によってミシュランは今週3つ目の記録を達成。そして最も重要な記録として、レース全体のタイムが30秒以上更新されました。実際これはポイント獲得をしたライダー15名が更新しており、昨年優勝したマルケスのタイムを多くのライダーが破りました。

レース自体はフランス人ライダーのファビオ・クアルタラロがポールポジションから良いスタートを決めたものの、マルケスがホールショットを奪い1周目をリード。マルケスは1度も抜かれることなくリードを広げました。マルケスはフロントにハードタイヤ、リアにもハードタイヤを使用して今期2勝目を記録。

彼の後ろではファビオ・クアルタラロが2位を走行していましたが、マシントラブルによってリタイアを余儀なくされます。これにより、リンスがアメリカでの優勝に続いて2位を獲得。3位はマーべリック・ビニャーレスで、彼を追っていたアンドレア・ドヴィツィオーゾは4位を獲得。これで異なる4つのメーカーが上位4位を占めました。

これはミシュランのタイヤが非常に高いレベルで様々なバイクにおいて性能を発揮したことを意味していると言えるでしょう。5位はダニロ・ペトルッチ、6位には13番手からスタートしたバレンティーノ・ロッシが獲得。フランコ・モルビデッリは7位、独立チーム1位となりました。8位はカル・クラッチロー、中上 貴晶が9位、ワイルドカードで参戦したステファン・ブラドルが10位を獲得しました。

今日のレースは昨日よりも気温が上がることが予想されており、レース開始時点では路面温度45度となり、これによってタイヤの選択はいつもよりも複数の組み合わせが可能となりました。ほとんどのライダーが前後ハードを選択。数名のライダーはミディアムフロント、ミディアムリアを選び、好みによってこの前後タイヤの組み合わせをしたライダーもいました。いずれのタイヤも25周のレースの中でしっかりとしたパフォーマンスを発揮しました。

今日のレースは75,047人の観客が観戦しマルケスがチャンピオンシップスタンディングトップに立ちました。トップ4名を隔てているのはわずかに9ポイントで、ミシュランのホームレースであるフランスで5月19日に開催となるル・マンに向けて、チャンピオンシップはオープンと言える状況です。なお、ヘレスではワンデーテストが明日開催されます。

マルク・マルケス

「ここは新しく路面された部分もありましたから、ミシュランにとって重要な週末でした。皆にとってミシュランがどの程度の戦闘力クエスチョンマークでした。ミシュランはフルレンジのタイヤを投入。すべてが週末を通じて素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。週の序盤からハードフロント、ハードリアで素晴らしいフィーリングがあり、今日気温な急激に上がっても良いフィーリングでした。一番重要なのは、タイヤは涼しい特も気温が上がっても良いパフォーマンスを発揮していたことです。」

「レースの中ではタイヤはコンスタントで、これはラップタイムにも見て取れました。ミシュランがギャップを開くのに自信を与えてくれたこと、最後まで素晴らしい形で走行出来るタイヤを供給してくれたことに感謝です。昨日のタイムも高速ではありましたが、新しいアスファルトが助けとなりました。新しいタイヤがこの路面でしっかりと機能してくれたことが嬉しいですね。いつもこうは行きませんからね。今週はすべてのライダーが素晴らしいグリップを誇り、素晴らしいパフォーマンスをレース全体で発揮しました。これによって高速でコンスタントなレースが展開されたんでしょう。」

2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「ミシュランにとって素晴らしい週末となりました。金曜からコンパウンドがヘレスでしっかりと機能し、気温に応じて全てのコンパウンドがレースで使用可能でした。気温が高かったことからハードとミディアムのみが使用されましたが、両者とも極めて良い形で機能したと言えます。昨年よりすべてのセッションで高速タイムが記録され、レース全体のタイムも大幅に更新されています。我々にとってはこれが最も重要で、これはタイヤの素晴らしいグリップとコンスタントさを表していると言えます。2018年のタイムよりも30秒以上も改善出来ているというのは、実に素晴らしいことです。予選でラップタイムも更新され、これは決勝タイヤがシングルラップでも素晴らしいパフォーマンスを発揮したことを意味しています。レースラップレコードも同様に更新され、15周目に更新されたこのタイムの非常に近いタイムが、最終ラップにドヴィツィオーゾによって更新されており、タイヤの素晴らしい性能を良く表しているということで非常に喜ばしい結果です。しかしこれで安心は出来ません。ル・マンでも同様の記録を達成したいと思います。」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)