もともと荒っぽい抜き方が特徴のペトルッチですが、今回のレースではマルケス、チームメイトのドヴィツィオーゾにも気を使ったクリーンなバトルでした。序盤はポル・エスパルガロとの接触でマシンの左側に傷をつけましたが、大事に走り切って2位を獲得。

同じデスモセディチでも、立ち上がりはドヴィツィオーゾ、ブレーキングは自分のほうが良かったと振り返りますが、表彰台の常連になるにはいつ仕掛け、どこで抜くのかを、これから更に研究していくことが必要でしょう。

ダニロ・ペトルッチ

「マルクを逃したくないと思っていたんですが、ターン8で大きなミスをして3つ順位を落としました。プッシュしていたんですが再びミスをしてしまって、これで完全に離されてしまいました。最後はアンドレアとのバトルでしたが、ドヴィツィオーゾのほうが加速が良くて、自分はブレーキングが強かったんです。チームとしては非常に良い仕事が出来たと思います。」

「マルクと戦うには、必要な時に100%の状態でいる必要がありますから、ドヴィの言うとおりにバイクの改善が必要でしょうね。今日はマルク、ドヴィツィオーゾとバトルがありましたけど、100%を尽くしました。でもMoto2、Moto3で転倒が多かったですし、数年前のアルゼンチンのような状況は再現したくなかったので無理はしませんでした。

「間違いなく抜けると思った時に抜きにかかろうと思っていましたが、今日はミスが多すぎました。非常に離されていたので中盤にとにかくプッシュしていたんです。今回のレースに関しては後悔はありません。」
自分は高速コーナーのエントリーで非常に良いフィーリングを得ています。ただ、そこからの立ち上がりに苦戦しているんです。そしてドヴィツィオーゾのほうが立ち上がりが良い。他の部分で彼を抜くことが出来ないので、これが問題なんです。今回は高速コーナーからの切り返しのブレーキングで彼をなんとか抜きましたけど、マルケスはさらにアウトからかぶせてきて前に行かれてしまいました。」
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(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)