今季2回目のスペイン開催となるカタルーニャGPが、バルセロナ郊外のバルセロナーカタルーニャサーキットで始まりました。NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダールは、金曜午前のフリープラクティス(FP)1回目でやや厳しい出足となりましたが、午後のFP2では改善を見せ、両選手ともに上昇傾向を見せています。

ベンスナイダーは午前の走行で20番手でしたが、午後は14番手。オデンダールは24番手から20番手、と両選手揃ってポジションアップを果たしました。

午後の走行で14番手につけたベンスナイダーでしたが、FP1とFP1の各選手ベストタイムで見た総合順位では17番手。土曜午後の予選Q2にダイレクトに進出できる総合14番手以内、という要件は、残念ながら今のところ満たしていません。しかし、今の調子を維持して土曜午前のFP3でさらに改善を見せれば、総合14番手以内のタイムを記録することは充分に射程範囲内にある、といえるでしょう。

一方、オデンダールは、現状で総合22番手。条件的にはチームメイトのベンスナイダーよりもやや厳しい位置にいますが、彼もまた金曜の午前から午後で上昇傾向を見せているので、明日のFP3ではさらなる飛躍を期待できそうです。

ボ・ベンスナイダー選手コメント(FP1:20番手 FP2:14番手 総合17番手)

「午前のFP1では少し問題を抱えていて、バイクのフィーリングがいまひとつだったんだ。速さは充分に発揮できたけど、それを1周まとめてラップタイムに結びつけることができなかったために、上位陣から少し離れてしまった。午後の走行ではニュータイヤを入れて走り出し、即座にいいラップタイムを記録できた。いくつかのセクションでミスをしてしまったので、完璧にまとめ上げるまではいかなかったけれども、これは逆に考えれば、まだタイムをどんどん詰めて行く余地がある、ということでもあるよね。明日はフロントまわりをもう少し見直して、がんばって速いタイムを記録するよ」

スティーヴン・オデンダール選手コメント(FP1:24番手 FP2:20番手 総合22番手)

「トライアンフのエンジン特性には、正直なところ、まだ少し手こずっているけれど、2週間前のイタリアGPのときよりもだいぶ慣れてきたよ。午前は少し苦戦傾向だったけど、午後はセットアップのいい方向性を見つけたので、タイムを0.5秒短縮できた。明日の走行は、さらに上位に迫っていくためにも重要なセッションだ。進むべき方向性は見いだしているので、自信はあるよ」
(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)