ベンスナイダーとオデンダールシーズン後半戦初日の走行を終了
3週間のサマーブレイクを終え、2019年シーズン後半戦が恒例のチェコGP・ブルノサーキットでスタートしました。NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダールは、走り出しから快調なリズムを掴み、金曜午前のフリープラクティス(FP)1回目を順調に終了。
ベンスナイダーは午後のFP2でも良い調子を維持して、セッション17番手。一方、オデンダールは2回の転倒を喫してしまい、このセッションを28番手で終えました。午前のFP1では、両選手とも3週間の休暇でリフレッシュした新鮮な気持ちで走行に臨み、ベンスナイダーは16番手、オデンダールは18番手、とまずまずの内容でした。午後の走行で、ベンスナイダーは午前のラップタイムを更新。しかし、残念ながら順位は午前よりもひとつ下げてしまいました。それでも、2分02秒535というラップタイムはトップから0.8秒差で、明日のセッションではさらに上位を射程圏に収めています。一方、チームメイトのオデンダールは、FP2で2回の転倒を喫してしまいました。
1回目は13コーナーでのスリップダウンでしたが、2回目はセッション終盤に7コーナーでハイサイド。残念ながらそれ以上走りこむことができなくなったため、タイム更新がかなわず、28番手で初日の走行を終えました。
ボ・ベンスナイダー選手コメント
(FP1-16番手 FP2-17番手 総合17番手)
「夏休み中は、しっかりと休んで心身ともにリフレッシュできた。だから、後半戦が始まりチームの皆と一緒にまたこうやって走り始めることを、いい意味でとても新鮮に感じるんだ。朝の走行はとてもうまく進んだ。ハードタイヤは使わずにソフトコンパウンドのタイヤを装着して、気持ちよく走ることができた。セットアップを煮詰めながらラップタイムも短縮していくことができた。あともう少しがんばれば、目標だった14番手以内に入れていたと思う。FP2では、走り始めはユーズドタイヤで出て行ったんだけど、まずまずの走りをできたよ。セットアップを微調整して、さらにフィーリングが良くなった。明日の予選で上位グループのQ2にダイレクト進出できる14番手以内を狙っていたんだけど、0.2秒ほど足りなかった。それがちょっと残念だね。ドライコンディションだと上位陣に迫る走りをできるとわかったので、特に明日の朝は天気が持ってほしいけど、どうやら雨との情報もあるようだ。いずれにせよ、全力でがんばるよ」
スティーヴン・オデンダール選手コメント
(FP1-18番手 FP2ー28番手 総合28番手)
「FP1はとてもうまく走ることができた。18番手で、ボともタイム差が少なく、好内容だった。FP2はユーズドタイヤで走り出して、少し違うバイクのセットアップを試してみた。セットアップのフィーリングは良かったけれども、新品タイヤを装着したときに、ハイサイドでマシンから振り飛ばされてしまい、セッション終盤は走れなかったのが残念だ。転倒の影響で体は少し痛むけど、骨折はなかったのでホッとしたよ。明日は雨になるという気象予報だけど、ウェット状態でもしっかり状況に適応して、いい走りを披露してみせるつもりだ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)