NTS陣営のベンスナイダーとオデンダールは明日の決勝に向けて活路を見いだす

土曜日午後の予選は、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダールにとって容易には運びませんでした。ベンスナイダーは23番グリッド、オデンダールは28番グリッドから明日の決勝を迎えますが、両選手ともポイント圏内のフィニッシュを虎視眈々と狙っています。予選のQ1に参加した両選手の目標は、セッション上位4名が進出できるQ2へ駒を進めることでした。

しかし、ベンスナイダーはセッション9番手、ベンスナイダーは14番手となったため、Q2への進出はかないませんでした。今日の走行も、昨日同様に選手間のラップタイム差が非常に小さく、たとえば午前のフリープラクティス(FP)3回目では、26名の選手が1秒差以内という緊密な内容で、それは午後の予選でも同様でした。ベンスナイダーが予選で記録した1分29秒632のタイムは、ポールポジションの長島哲太選手からわずか0.9秒差という接近した位置につけています。ベンスナイダーは8列目、オデンダールは10列目から明日の決勝を迎えます。

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(予選23番手:1分29秒632)
「今日の予選でQ2に進出できなかったのは、本当に悔しいよ。皆と同じ調子でラップタイムを詰められなかったのが残念だね。セットアップに関してはフィーリングも良く、レースを想定したペース面でも安定していいラップタイムを刻めている。明日の目標は、ポイント圏内のトップ15に食い込むことだ。可能性は充分にあると思うよ。明日の朝は雨が降るという話もあるけれども、ここは山間部で天候も変わりやすいので、万全の備えで準備を進めるよ」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(予選28番手:1分30秒101)
「午前のFP3へはいい前進をできたよ。トップから0.9秒差に迫ることができて、いい手応えを掴めた。午後の予選ではリスクを避けてあまりセットアップに手を加えなかったけど、明日朝のウォームアップで微調整をしてみようと思う。決勝のレースペースも、過去数戦よりいい内容だ。明日は、ポイント圏内を狙って戦える感触があるんだ。全力でがんばるよ」