オーストリアGP初日ベンスナイダーとオデンダールは慎重なスタート
前戦から2週連続開催となる第11戦オーストリアGPが、同国中部のシュピールベルクに位置するレッドブルリンクサーキットでスタートしました。初日の金曜は好天に恵まれましたが、温度条件の高い一日になり、NTS RW RacingGPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダールは、午前のフリープラクティス(FP)1回目と午後のFP2で、ともに堅実なライディングを見せました。しかし、自分たちが目指していた順位にはわずかに届きませんでした。
ベンスナイダーは、予選上位グループQ2にダイレクト進出できるトップ14まで、あと0.2秒に迫りました。オデンダールは、チームメイトから0.7秒差のラップタイムでした。午前のFP1でベンスナイダーは順調にセットアップを進め、セッション時間の大半で上位15番手以内につけていました。しかし、終盤にラップタイムを上げてきた選手が数名いたため、走行を終えてみると順位をいくつか落とすことになりました。
午後のFP2は、気温32°C、路面49°Cというコンディションになりました。この厳しい条件に苦しむ選手たちが少なくないなかで、ベンスナイダーは午前のタイムをしっかりと更新。1分29秒797を記録して、セッション19番手で締めくくりました。一日の総合順位で見ると、24名が1秒差以内にひしめく緊密なセッションでした。オデンダールの初日ベストタイムは1分30秒557。初日総合では27番手につけています。
ボ・ベンスナイダー選手コメント
(FP1-25番手 FP2-19番手 総合21番手)
「今日は、手応えと残念な気持ちが半々の一日だった。順位にはもちろん納得していないけれども、レースを想定したペースはまずまずだった。午後のFP2では、セットアップが大きく進んで、ラップタイムを一気に0.5秒ほど削ることができたんだ。全体としてはいい方向に進んでいるから、明日のFP3でさらにコンマ数秒短縮したいところだね。そうすれば、午後の予選でQ2に進出できると思う。もう少しリアまわりを硬くしたいと考えているんだけど、それがうまくいけば一気にタイムが上がるはずだし、皆のタイムが接近しているぶんだけ、ポジションもジャンプアップできると思う」
スティーヴン・オデンダール選手コメント
(FP1-26番手 FP2ー27番手 総合27番手)
「レッドブルリンクは大好きなコースで、僕のライディングスタイルにも合っているから、今回はうまく走れる自信があったんだ。でも、残念ながら今日は結果がついてこなくて、思っていたよりも厳しい一日になってしまった。進むべき方向は見えているので、明日はがんばって挽回するよ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)