MotoGP2019 アプリリア ロマーノ・アルベシアーノ「今の方向性では限界が見えている、今後大きく方向性を変えていく」

アプリリアのレーシングマネージャーであるロマーノ・アルベシアーノは、アプリリアの今後のMotoGPバイクの開発における大きな方針転換を発表。具体的な内容はなかったが、参戦メーカーの中で最も結果に結びついていないアプリリアだけに、元フェラーリF1のマッシモ・リボラのアプリリアレーシングCEOへの就任から大きな動きを期待したい。

ロマーノ・アルベシアーノ

「前半戦、アレイシ・エスパルガロは期待の範囲内の活躍です。リタイアがなければトップ10圏内で走行しています。アンドレア・イアンノーネに関しては期待に届いていないと言えるでしょう。アプリリアのバイクに関してはエンジン、電制、シャーシ、エアロダイナミクスも改善していますが、ゴールポストが動いている状況です。今も引き続き課題解決に向けて開発を進めています。」

「時にはライダーが実際に改善が必要でない部分に関して他のバイクに負けていると思うもので、課題に正しく向き合うということが必要です。アプリリアはしっかりと課題を把握していると思います。ただ、今の方向性では限界が見えているので、今後大きく方向性を変えていきます。詳しくはお話出来ませんがエンジンはV型を踏襲します。市販バイクを見てもアプリリアにとってV型エンジンが自然な形なんです。良いバイクの開発にはテストをしっかりとするということに加えて、サテライトチームを持つことも重要になりますね。」

「開発に関してはレーシングライダーが年間使用出来るタイヤ本数である120本、ライダー2人で240本を完全に使い切る方向で計画をしています。他のメーカーは知りませんけどね。親会社のピアジオは資金力のある企業です。開発資金はエンジニアにとって常に十分ということはありません。しかし、TOP10という現在のゴールを達成するには十分な資金だと思います。」

「今後レギュレーションが変わったとして、気筒数を色々と変えてみるのは面白いかもしれません。しかし4ストローク、4気筒、81mmのピストンというのが良いバランスです。各メーカーが最適な方向性を探るという開発を続けていくと、参戦予算などは爆発的に増えてしまうでしょうけどね。それにこういった形で車両が作られると、1位と4位の差が30秒もあるといった事も起きえます。それではスポーツとして面白みはないでしょう。」

「ピアジオ自体は電動バイクを作っていますし、技術もあります。しかし電動バイクのスポーツタイプというものを一般向けにリリースするのは早いでしょう。MotoEが始まったのは良いことですが、まだまだレースは先の話ですね。」

(Source: Aprilia)

(Photo courtesy of michelin)