イギリスGP初日 ベンスナイダーとオデンダールは改善点を把握する

イギリスGP初日の走行は、午前午後とも好天に恵まれる一日になりました。午前と午後にそれぞれ40分の走行時間で実施したフリープラクティス(FP)1回目とFP2の両セッションは、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダール両選手にとって、けっして理想的な順位にはなりませんでした。しかし、チームは明日に向けた改善点を把握しており、ベンスナイダーとオデンダールはともに、前向きな手応えを掴んでいます。

ベンスナイダーはFP1で2分06秒160のタイムを記録して、11番手につけました。しかし、午後のセッションではこのタイムを更新できず、この日のトップから1.480秒の21番手で終えました。明日の予選Q2に進出できる14番手までのタイム差は0.69秒でした。一方、オデンダールは午前から午後でラップタイムを1秒短縮しました。しかし、ポジションを上げるにはおよばず、ベストタイムの2分07秒31はトップタイムから2.348秒差で、初日総合の28番手に留まることとなりました。

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(FP1-11番手 FP2-21番手 総合21番手)
「今朝はバイクのフィーリングも良く、気持ちよく走ることができた。FP2ではギアリングをややロングに振ってみたけれども、あまりうまく行かなかった。旋回は良くなるんだけど、立ち上がりで遅れをとってしまうんだ。そこの部分で損をしていることは、データで見てもハッキリしている。セッション中はこの部分を変更できないので、そのギアリングのままでなんとかがんばるしかなかった。これは失敗だったけど、進むべき方向性が明らかになったともいえるだろう。FP1でよかった部分をもっと伸ばしていけば、明日午前のFP3でいいタイムを記録して、午後の予選でQ2へダイレクト進出できる14番手以内につけることができるはずだ」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(FP1-27番手 FP2ー28番手 総合28番手)
「今日の結果には満足できないけれども、午後のFP2では1秒以上タイムを短縮できたので、タイムアップを目指す方向性は見いだせたと思う。その意味では、ポジティブな走行時間になった。シルバーストーンサーキットの新舗装路面は感触が良く、去年よりずっと気持ちよく走れるよ」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)