マニクール・サーキットで行われたWSBKのレース1では、トプラック・ラズガトリオグルが優勝。ラズガトリオグルはWSBK初優勝を達成すると共に、ピレリにとってWSBKでの800戦目となった。
16番グリッドからスタートしたラズガトリオグルは、既に3周目の時点で4位に浮上。最終ラップにジョナサン・レイを交わして、4度の世界チャンピオンのレイ、BMWのサイクスの前で完走した。レースをリードしたマイケル・ファン・デル・マークは19周目に転倒している。
フランスでの今週始めてのレースで、ほぼ全てのライダーがピレリの大径サイズタイヤを装着。 最も人気となったタイヤはSC1の125/70サイズ、SC0の200/65サイズだった。ジョナサン・レイは5度目のタイトル獲得に向けてウェットコンディションのスーパーポールにおいてポールポジションを獲得、
レイは良いスタートから飛び出すが、2周目にサイクスがレイをオーバーテイク少しの間レースをリード、デイビスも一時的にTOP争いを果たしている。4周目にデイビスはラズガトリオグルとの接触で転倒。これでラズガトリオグルが4位に浮上する。続く周にレイ、サイクス、ファン・デル・マークはオーバーテイク合戦を繰り広げ、それぞれがTOPでレースをリードした。
その後ファン・デル・マークが抜けだすが19周目に転倒。レイがこれでレースをリードするが、ラズガトリオグルが徐々にレイとの差を詰める。その後ろにはバズ、サイクスが続いた。残り2周でバズはサイクスに抜かれる。ラズガトリオグルは2位でレースを終える気はなく、最終ラップ残り数コーナーというところでレイをオーバーテイクした。これによってラズガトリオグルはWSBKで初優勝を達成した。
WSBKレース1結果
1) T. Razgatlioglu (Turkish Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
2) J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
3) T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
4) L. Baz (Ten Kate Racing – Yamaha / Yamaha YZF R1)
5) Á. Bautista (Aruba.it Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
6) A. Lowes (Pata Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
7) L. Camier (Moriwaki Althea Honda Team / Honda CBR1000RR)
8) M. Melandri (GRT Yamaha WorldSBK / Yamaha YZF R1)
9) E. Laverty (Team Goeleven / Ducati Panigale V4 R)
10) S. Cortese (GRT Yamaha WorldSBK / Yamaha YZF R1)
11) J. Torres (Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)
12) L. Mercado (Orelac Racing VerdNatura / Kawasaki ZX-10RR)
13) M. Van Der Mark (Pata Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
14) M. Rinaldi (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
15) A. Delbianco (Althea Mie Racing Team / Honda CBR1000RR)
16) M. Reiterberger (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
17) S. Barrier (Brixx Performance / Ducati Panigale V4 R)
18) R. Kiyonari (Moriwaki Althea Honda Team / Honda CBR1000RR)
RT) L. Haslam (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
RT) C. Davies (Aruba.it Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
Giorgio Barbier awarding Toprak Razgatlioglu on the podium
Giorgio Barbier awarding Toprak Razgatlioglu on the podium
レース1でWSBKライダーが使用したタイヤ
レース1ではほぼ全てのライダーが大径サイズのタイヤを使用。17名以上のライダーがフロントにSC1 125/70サイズ(オプションB)を使用。リアは18名がスタンダードSC0 200/65サイズを使用。フロントに異なるサイズを使用したのはマイケル・ファン・デル・マーク 、アレックス・ロウズ、メランドリで、彼らは新しいY0772 SC1デベロップメントタイヤ(オプションA)を使用。リアに関してはラバティ、デルビアンコが唯一SCXタイヤを使用した。
・PIRELLI BEST LAP AWARDはレイが1’37.759を17周目に記録
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダード SC1 125/70 (20名中17名)だった
・最も使用されたリアタイヤはスタンダード SC0 200/65 (20名中18名)
・最高速度はラズガトリオグルが11周目に記録した295.9 km/h
・スーバーバイクライダーに用意されたタイヤのオプションはフロント5本、リア7本だった
・スーバーバイクライダーが使用可能だったタイヤ本数は67本、フロント34、リア33本
・気温19℃
・路面温度 21℃
(Source: Pirelli)
(Photo courtesy of Pirelli)