天候が翻弄した土曜午後の予選 ラフィンは8列目、ベンスナイダーは9列目を獲得

タイGP二日目の土曜日午後に行われた予選Q1は、15分のセッション中にコース中の一部で降ったわずかな雨が状況を左右する結果になりました。NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとジェスコ・ラフィン両選手は、このコンディション変化が原因で渾身のタイムアタックの気勢を削がれてしまい、結果的にラフィンは明日の決勝レースに向けて総合23番グリッド、ベンスナイダーは25番グリッド、というポジションになりました。

土曜の走行は、午前のセッションが激しい降雨のためスケジュールが大幅に順延しました。新たなスケジュールで行われたフリープラクティス(FP)3回目は、路面がドライコンディションに戻っていましたが、最初の予定よりも短い30分のセッションになりました。

午後の予選はスケジュール通りに進行しましたが、上記のとおり、時ならぬ降雨に見舞われて、立て続けに数名の選手が転倒を喫する状況でした。NTS RW Racing GPの両選手は転倒こそ免れたものの、狙っていたタイム更新をできませんでした。ラフィンとベンスナイダーは、ともに金曜のセッションからラップタイムを詰めて着実な前進を果たしましたが、ラフィンは総合順位でひとつ前進した一方で、ベンスナイダーは全選手中での順位をひとつ下げる結果になりました。日曜のタイGP決勝レースは現地時間午後12時20分(日本時間午後2時20分)にスタート。全24周で争われます。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)コメント

(予選25番手:1分36秒404)
「予選は、狙っていたようなラップタムを出せなかったので残念だ。明日の決勝は厳しいスタート位置になるけど、できるかぎり多くの選手をオーバーテイクして全力でいい結果を目指すよ」

ジェスコ・ラフィン選手(ゼッケン2)コメント

(予選23番手:1分36秒347)
「予選では完璧なタイムアタックをできなかったけど、昨日から大きな前進を果たせた一日だった。特にフロント回りが良くなったので、ハッピーだよ。長丁場のレースで何周も自信を持って攻め続けるためには、これはとても重要な要素なんだ。今日の走行でも、信頼感を掴める走りをできて、昨日よりも思いどおりにバイクを操れるようになってきた。チームががんばってくれたおかげだ。明日もこの調子でがんばりたい」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)