NTS勢は、マレーシアGP初日を慎重に走り出す

日本GPから続く3週連戦の締めくくり、第18戦マレーシアGPがはじまりました。戦いの舞台、セパンインターナショナルサーキットは低速コーナーから高速コーナーまで多彩な全15コーナーで構成されており、特にバックストレートとメインストレートの2本の長い直線はそれぞれ約1000mの長さに達します。

NTS RW Racing GPのジェスコ・ラフィンとボ・ベンスナイダーは先週のオーストラリアGPでともにチャンピオンシップポイントを獲得する活躍を見せましたが、今回はそのときと対照的なコースレイアウトにやや戸惑う走り出しになりました。

金曜のセッションでラフィンとベンスナイダーは共にフロントのバイブレーションの症状に見舞われ、ラフィンの初日ベストタイムは2分08秒011で総合25番手。ベンスナイダーは2分08秒317で26番手タイムでした。

NTS RW Racing GP

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(FP1-25番手 FP2-25番手 総合26番手)
「今日は厳しい一日だった。Moto2のバイクでセパンを走るのは今回が初めてで、それだけに苦戦を強いられているんだ。当面の問題はチャタリングで、ジェスコも同じ症状に悩まされているようだ。今日は満足できない初日になってしまったけど、明日はしっかり前進できるようにがんばるよ」

NTS RW Racing GP

ジェスコ・ラフィン選手(ゼッケン2)

(FP1-24番手 FP2ー24番手 総合25番手)
「このコースは一周が長いので、ちょっと苦労しているんだ。順位的にもあまりいいとはいえず、現状ではトップ15までかなり離れてしまっている。やるべきことは多いけど、全員で力を合わせて明日はいい方向性を見いだし、バイクと自分自身を良くしていきたい」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)