土曜午後の予選、ベンスナイダーがQ2進出まで僅差に迫る
第19戦バレンシアGP土曜日のMoto2クラス予選は、またしても僅差の激戦になりました。NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとトマッソ・マルコンは予選Q1セッションを走行。ベンスナイダーは、0.005秒のタイム差で、惜しくも次のQ2セッションへの参加を逃してしまいました。このQ1で、ベンスナイダーは1分35秒082を記録し、セッション8番手タイム。総合順位では22番手で、8列目からのスタートになりました。もしもQ2へ進出できていれば、ベンスナイダーの上記タイムは6列目17番グリッドを得ることができていたことになります。一方、マルコンはQ1で14番手。総合順位では28番手で、明日の決勝は10列目からのスタートになりました。
今日の走行は、午前午後ともNTS陣営にとって非常に好内容のセッションでした。ベンスナイダーはさらに自信に充ちた走りで、金曜日の公式練習から1秒のタイムを削り取ることに成功しました。マルコンも走りこみを重ねてマシンへの習熟を深め、予選Q1では自己ベストタイムを更新して1分36秒238をマーク。自分よりも経験のあるMoto2ライダー4名を後方に従える格好で、明日の決勝レースを迎えます。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
(予選22番手:1分35秒082)
「今日は、昨日からさらに大きな前進をできた。マシンに変更を加えるたびにフィーリングがどんどんよくなり、走りやすくなっていったんだ。決勝に向けて、これは非常に力強い要素といえるだろう。ラップタイムにも満足はしているけれども、たった0.05秒差でQ2への進出を逃してしまったことがとても悔しい。タイムアタックではミスをしてしまって完璧なラップにはならなかったけれども、単独で走ってもレースペースはいいので、明日はいいレースをしてみせるよ」
トマッソ・マルコン選手(ゼッケン70)
(予選28番手:1分36秒238)
「まずまずの一日だった。NTSのMoto2マシンに乗ってまだ二日目だけど、それでも昨日よりも1秒短縮できたのだから、とてもいい内容だったと思う。FP3で転倒してしまったのは残念だけど、体はどこもケガをしていないのでよかった。タイムアタックではたくさんミスをしてしまったのが残念だけど、経験豊富な選手たちよりも前のグリッドを獲得できたので、明日の決勝はがんばるよ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)