シーズン最終戦バレンシアGP初日NTS勢は着実なスタートを決める

長かった2019年シーズンも、いよいよ締めくくりの第19戦バレンシアGPとなりました。今回の最終戦で、NTS RW Racing GPはレギュラーライダーのボ・ベンスナイダーのチームメイトとして、FIMCEV レプソル選手権でMoto2クラスに参戦する19歳のトマッソ・マルコンを代役選手に抜擢しました。ベンスナイダーとマルコンは、金曜午前と午後にそれぞれ行われた2回のフリープラクティス(FP)で、確実に前進を果たしました。

ベンスナイダーはFP1からFP2で1秒以上のタイムアップに成功し、1分36秒029のタイムで初日総合19番手。マルコンはトライアンフエンジンを搭載したNTSマシンに乗るのは今日が初めてだったにもかかわらず、午前から午後にかけて0.5秒のタイムを削り取り、総合29番手となる1分37秒264を記録しました。

今日のセッションは、NTS RW Racing GPにとっても収穫の多い一日でした。ベンスナイダーは昨年のレースを負傷のために欠場していましたが、リカルド・トルモサーキットを順調に攻略し、今回のレースに向けて投入したニューパーツに対しても、良好な手応えを掴んでいます。マルコンは、先週に当地で行われたCEVのレースで、すでにコースを走りこんでいます。新しいマシンとチーム環境にもしっかりと順応する初日になりました。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(FP1-22番手 FP2-19番手 総合19番手)
「今日はしっかりと前進をすることができたので、とてもよい初日だった。一発タイムだけではなく、レースペースも安定してタイムアップできている。明日の予選Q2へ入るための上位14位まで、タイム差はすごく小さいんだ。いい手応えを掴んでいるし、ワンランク上の走りもできている。ひとつ上の段階へ進むことで新たな問題が見えてきたので、明日はそれを着実に乗り越えていくために、さらに皆で力を合わせてがんばりたい」

トマッソ・マルコン選手(ゼッケン70)

(FP1-29番手 FP2ー29番手 総合29番手)
「今日は何もかもが初めて尽くしで、とてもフレッシュな冒険をした気分だ。すべてがCEVとは違っていて、NTSのバイクはスピードもあるし、フィーリングもとても素晴らしかった。初日の走行で確実な前進をで来たこともうれしい。まだまだ学ぶべきことはたくさんあるので、明日も経験を重ねて勉強を続けていきたい」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)