初日は10番手タイムで終えたドヴィツィオーゾは、テストにおいて改善を進めたい最も重要なパーツはシャーシだとしている。すでにエンジンはトップレベルのスピードを持ち、ブレーキングも強いDucatiだけに、残るはハンドリングの改善だ。バレンシア、ヘレスの後に迎えるセパンで、日本勢のハンドリングに迫りたいところだ。
シャーシの改良で旋回性が僅かに向上
ドヴィツィオーゾによると2020年型プロトタイプは旋回性が僅かながら改善している。現行型と何がどう異なっているのかはわからないが、こうした違いをしっかりと理解し、1つずつ積み重ねていくことで、マルク・マルケスとRC213Vという高い壁に挑むことが出来るようになる。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「今日は予定していたテスト全てが出来たわけではありませんが、シャーシの比較を行いました。ここヘレスでシャーシのテストを行ったことは重要です。ポジティブ、ネガティブの両方がありますが、ポジティブな内容は望んでいたほどではありません。シャーシに関するフィードバックをさらに分析していくことが重要でしょう。改善点が小さい時も、その内容をしっかりと分析することで大きく飛躍することができることがあります。」
「コーナーの旋回性を上げたいと思っていますが、今の方向性は良いですね。なぜこうした改善が出来たのかをしっかり理解することが重要です。現行型のシャーシに何をしたのかをしっかりと理解しないといけません。今日は全てのアイテムをテスト出来ていませんが、最も重要なのはシャーシです。明日また時間があれば他のテストも行います。」
[blogcard url=”https://kininarubikenews.com/archives/39358″]
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)