アレックス・マルケスはバレンシアテストに引き続き、MotoGPバイクのライディングへの理解を深め、同時にミシュランタイヤの使い方を理解するために時間を使っている。ブレーキングポイント、加速の開始ポイント、走行ライン、ライディングの仕方、タイヤの使い方、電子制御の使い方etc…覚えることは多いが、今の段階では怪我をせずに理解を深めることが何よりも重要となる。
アレックスはMotoGPクラスの乗り方、タイヤの使い方の理解を進める
今回アレックスはユーズドタイヤを使って走りこみを続け、全体で70周をこなしている。ミシュランタイヤの場合、レース全体で100%でプッシュできるわけではなく、レース展開、ライバルの状況を見つつ、どこでプッシュするかどこでタイヤを温存させるかなどレースの組み立てが必要とされる。観戦する側としては見どころがあって面白いわけだが、これを新しいバイクで理解していくのは長い時間がかかるだろう。
アレックス・マルケス
「今日はフロントの選手達とのギャップを縮めようと作業を行い、来年のチームとどうやって作業を進めるべきか学習を進めました。色々と改善も出来ましたし、ユーズドタイヤで走りこみを続け、タイヤの性能を引き出すにはどのようなライディングが必要なのかを理解しようとしていました。最後は雨が降り出したので新品タイヤは使っていません。今日はバレンシアの2日間よりも良い形で作業が出来たと思いますし、すぐに快適に感じることが出来ました。」
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(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)