テスト2日目は5番手となったファビオ・クアルタラロ。新しいエンジンでさらに走りこむ必要があったが、雨のためにトータル26周でテストを終えた。エンジンのパワーデリバリーは改善したいと語るが、ペースは悪くない。

ペースは速いがパワーデリバリーは要改善

ペース良く走行出来ることが最も重要だが、ライディングにとってはエンジンのパワーデリバリーが重要だと語るファビオ・クアルタラロは、直接エンジンの開発に関わってはいない。今年もストレートスピードは圧倒的に不利ながら、高いコーナリングスピードを活かしてマルクを苦しめたクアルタラロだけに、自分のフィーリングに合ったバイクが何よりも欲しいということだろう。

ファビオ・クアルタラロ

「バイクで作業を続けたいと思っていましたが雨が降り出してしまったんです。雨の中で5周して新しいエンジンのフィーリングを確認出来ましたが、ポジティブだったと思います。」

「今日のように激しい雨でフルウェットではないという状況のほうが危険なんですよね。自分たちにとってこういった状況でテストすることに意味はありません。この状況でテストするほどリスクを冒すべき時ではありませんから。」

「新しいエンジンはスムーズになっているのかもしれませんが、パワーデリバリーは違いますね。とは言え、実際の変化は感覚ではなくデータで見るべきでしょう。」

「ラップタイム自体は今朝も38秒1が出ていますし速いんですが、今年のバイクほど快適に走行出来るわけではありません。これに関しては今後も作業が必要でしょう。ペースは確かに良くてこれこそが最も重要なんですが、自分にとってはエンジンのパワーデリバリーもまた重要です。」

「もっと走行を重ねる必要があるんですが、今日はテストをするにはベストコンディションではありませんでした。マレーシアで再び作業を行いたいですね。」

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(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)