ロッシもビニャーレス同様、トップスピードに関して今のままでは足りないと考えている。新型に関しては雨の中で走行し、感触自体は良かったようだが、やはり来年もまたトップスピードの差に苦しめられることになりそうだ。
ロングストレートがあるトラックでの苦戦は避けられない
マッシモ・メレガリは来年のエンジンのベースは現在テストしているエンジンであるため、セパンテストである程度のアップデートはあれど、ドラスティックな性能の変化はないだろうと語っている。
つまり、2020年シーズンについても、ホンダ、Ducatiのトップスピード争いを、ヤマハは後方で見守るだけになる可能性は高い。こうした状況について、ロッシは他のストレートが長いトラックでは勝負にならないことを懸念している。
バレンティーノ・ロッシ
「昨日はセッティング作業の内容に満足出来ませんでしたが、今日はすぐに良い感触を得ることが出来ました。新旧バイクの比較についてはもう少し時間を取りたかったんですが、雨のせいで時間が取れませんでした。10周ドライで走行し、昨日のベストタイムを3周目で更新しました。雨の後に新型で少し走りましたが、ウェットの感触はいいですね。」
「新しいエンジンは良い方向に向かってはいると思いますが、トップスピードの差は大きいですね。ヘレスで9km/h、10km/h違うってことは、他のストレートが長いトラックでは勝負するのは難しいでしょう。来年に向けてヤマハが改善してくれることを願っています。」
「テストではマーべリックは本当に凄いスピードを発揮していて、これはつまりバイク自体にスピードはあるということなんですよね。ですから良い部分もあるとは言え、来シーズンに備えて多くの作業を行うことが必要でしょう。」
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(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)