マルク・マルケスはヘレステスト2日目も、痛めた肩のままテストを継続。しかし、テスト終了後に右肩がかなり重症だった左肩と同様の状況になることを避けるため、27日にバルセロナのDexeus-Quiron大学病院で手術を受ける。2月にはマレーシアテストがあるが、2月までに完全回復とはならないだろう。

昨年手術した左肩同様に、右肩も手術を行う

マルク・マルケスは、昨年も12月に左肩の手術を行った。もてぎでチャンピオンシップ優勝を決めた際のウイニングランでスコット・レディングに肩を叩かれ肩を脱臼する、バレンシアGPの予選の転倒で肩が外れるなど、酷く痛めていた左肩の手術を行い、今年のセパンテスト〜開幕まで本調子ではない中で参戦していた。

右肩についてはもてぎの段階で痛めていたものが、マレーシアGP予選のハイサイドでさらに悪化、今回のヘレステストの転倒でも亜脱臼していた。このまま左肩同様に脱臼グセが付く前に、しっかりと治しておきたいという判断での手術となるが、今年の開幕同様に手術後の回復期間でセパンテストを迎えることになる。

マルク・マルケス

「この2日間のテストは実にポジティブでした。2020年のパーツを試して正しい方向を見つけようとしていたんです。初日に多くのアイテム試し、2日目はこの中で良いとわかっているアイテムを集中的にテストしました。2日目は雨が降り出す前に20周しか走行出来ませんでした。ウェットコンディションでテストを行うほどしっかりと路面が濡れず、ドライでもないという難しい状況だったんです。これからは日本でHRCが作業をする時間となります。」

「今年の冬は2019年の素晴らしいシーズンの後でゆっくりと体を休めたいと思います。しかしこの後に右肩の手術を受ける必要があります。昨年の冬は左肩の手術のせいでかなり大変なシーズンとなりました。左肩の状況は本当に酷くて、右肩が同様に酷い状況にならぬよう、ドクターとも話し合いを行って手術を決めました。」

「もてぎの時点で右肩には問題があり、マレーシアの転倒で亜脱臼をしてしまったんです。今回もヘレステストの転倒で同様に亜脱臼をしてしまい、ドクターと話あって、将来的に左肩と同じような状況にならないためにも手術をすることにしたんです。今回も回復には同様に時間がかかりますが、今年と同じようにマレーシアテストに参加出来るようにリハビリを続けていきます。」

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(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)