2019年後半は良い形でレースを展開してきたマーべリック・ビニャーレスだが、どのトラックでもホンダ、Ducati相手にトップスピードの不足で苦戦をしてきた。今回のヘレステストでもDucatiとの差は10km/hとのことで、セパンまでにどこまでエンジンの改善が進むかが問われる。
Ducatiとのトップスピードの差はおよそ10km/h
今年のレースと比較してDucatiとのトップスピードの差が大きく変わっていないということは、当然ながらDucatiもエンジンを磨き上げてきているということでもある。エンジン、そして先進的なエアロダイナミクスを取り入れているDucatiに迫るには、ヤマハはエンジン、エアロダイナミクス面でドラスティックな変化が必要なのではないか。

マーべリック・ビニャーレス
「バイクのフィーリングも良いですしタイムも出ています。でもストレートスピードがまだ足りません。これでは先頭でスタートしない限りレースでは勝てません。ヤマハが懸命に作業しているのはわかっていますが、今日もDucatiとのトップスピードの差は10km/hもありました。さらにハードに作業を進める必要があるでしょう。」
「ストレート以外の部分では強みがあるんですがストレート関しては以前と同様に苦戦しているんです。他のサーキットではまた違うかもしれませんが、ヘレスではDucatiのトップスピードとの差は変わっていないんです。集中してセパンまでに何が出来るかを考える必要があります。」
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(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。