ポル・エスパルガロはヘレステスト2日目で9番手タイムを記録。新型エンジン、シャーシ共に大きな手応えを感じている。エンジンパワーについては十分満足ゆく結果が得られているようで、あとはパワーデリバリーと曲がらないと言われるシャーシの改善が必要だ。
KTMはシャーシの熟成を進める
2020年型に向けては、KTMはスイングアームピボット周辺が丸形パイプではないタイプのシャーシを投入。ステアリングヘッド〜燃料タンク付近までは既存のパイプフレーム、それ以降はアルミツインスパーのような幅広タイプのフレームで、実戦経験を積む中で見えてきたパイプフレームのネガを軽減したフレームになっているはずだ。
ポル・エスパルガロ
「天候の影響で長時間テストが出来ませんでしたが、10周走行したタイヤでトップから0.3遅れでコンスタントに走行出来ました。新しいシャーシ(スイングアームピボット付近が丸形パイプではないもの)については大きな改善はないものの着実に良くなっています。このシャーシはこれから更に良くなっていくと思います。KTMの場合、ライバルと比較してシャーシの製造に時間がかかりませんから、この点は大きな利点ですね。」
「プロトタイプは色々と良い点、いくつか悪い点があります。フロント周りがコーナーエントリーで気難しく、そのせいで今日は転倒してしまいました。エンジンはバレンシアの段階で素晴らしく、コンスタントさもあり、トップスピードも十分です。しかしマレーシアでどうであるかを確認することになるでしょう。」
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(Source: KTM)
(Photo courtesy of KTM)